ちゃおチャオブログ

日々の連続

台湾・高雄の4日間(37)六合路の羊肉店。

台東の先、関山から帰り、一旦ホテルに戻ってから、近くの食堂へ夕食を食べに出る。今晩は羊料理だ。
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上海では何回か食べたが、久し振りの羊だ。美味しかった!
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店内には珍しい羊の刺繍などが掛かっていた。
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中国伝統の工芸は、こんな台湾の方にまで、及んでいるのか・・。
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調理場から店主が出て来て、たどたどしい日本語で説明するのは、両手の画家が口で書いた絵の説明をする。
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降らず降らずみの雨の中、列車は一路高尾に向かって走って行く。来た時に見た同じ情景が逆行の形で広がっているが、最初に初めて見た時ほどの感激もなく、最高地点のトンネルも暗闇の中、轟々車輪の音を響かせて、ほんの数分で通り過ぎて行った。何本対向の列車とすれ違ったので、もう殆どは複線化されているのだろう。

トンネルを過ぎ、山を下り、どこか途中の斜面や鉄橋などが豪雨の為に通行止めになってはいやしないかと、多少の心配もあったが、海の見える平野部に降りて来た。来た時に見た日本語には無い文字の「枋寮」とか「枋山」の駅名を認め、いよいよ屏東、高雄に近づいてきていることを感ずる。来た時は珍しくて顔を窓に貼り付けて見ていた養殖池やヤシ園も、帰りは気が付かない内に屏東駅に到着し、ここから先はもう殆ど孝雄市の広域郊外と思えるような街並みが続き、台湾新幹線が高雄の先どこまで延伸されるか知らないが、線路脇の大々的な掘削工事などを眺めている内に、6時前、高雄駅に到着した。

出掛ける時に高雄駅構内のキオスクの娘さんに、池上に行った帰りに寄ってお土産を買って行くよと、約束していたが、今はローテイションなのか、別の娘さんに交代している。でもまあ、約束は約束だからと、台湾銘菓、「台湾酥」の3泊セットを買って、一旦はホテルに戻ることにした。高雄駅前と言ってもそれ程賑やかな通りがある訳でもなく、又、雨の中出歩くのは面倒だ。昨夜行ったレストランの周辺には食べ物屋は何軒もあった。

昨夜の空芯菜炒めの店の向いに羊肉店がある。豚や牛はどこでも食べられるが、羊は珍しい。沖縄では「ヒ―ジャー」と言って、何回か食べたこともあったが、東京では全く食べたことはない。稲さんと相談して、今晩はこの羊料理店に入ることにした。取り敢えずは羊のナベとツマミの料理を数皿。いやー、久しぶりの羊鍋だ。何か知らない力が湧きでてくるような感じもする。

食事が終わって、店内の羊の刺繍などを見ていると、奥から店のオヤジが出て来て、片言の日本語を話す。聞くと、以前八王子で仕事をしていたとのこと。たどたどしいが、懐かしそうに日本語を話す。何年前かは聞かなかったが、八王子にいたのは、もう20年も30年も昔のことだろう。名刺を貰ったら、「暦邊羊肉店・候哲文」とあった。店内には刺繍の織物以外にも、楊恩典さんという両手の無い画家が口と足で描いた作品も展示されていた。候さんの説明によれば、台湾でも数少ない絵画で、大変珍しく、当店の宝にしている、とのことだった。良い店だ。又高尾に行くことがあれば、その時も又この店に来てやろう。



画家の名前は楊恩典。台湾では有名な画家のようだ。
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店の名前は「暦邊羊肉店」、店主は「候哲文」、場所は六合路23号だ。
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ぶらぶら裏道を通って、ホテルに戻る。こんな場所に探偵事務所? 台湾でも不倫調査など流行っているのだろうか・・・
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あれれ、ニトリ? 日本のニトリは似鳥社長の名前からきているが、ここ台湾では「宜徳利」と書いて、「ニトリ」と読ませている。ニトリの「パクリ」か??

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ホテル近くのリッチな感じのマンション入り口。
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