ちゃおチャオブログ

日々の連続

台湾・高雄の4日間(39)文化中心に集う高雄の人々。

虹も漸く中空に消え、文化殿堂に向かうことにした。
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それにしても中々落ち着いた公園だ。
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殿堂は1階部分が駐車場になっていて、大きな柱のそこかしこに人々が屯してた。
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ああ、この人たちは、朝の体操の為に、ここへやってきたのだ。
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ん、この右側の文字は何だ??余り見たことは無いが・・、いや初めて見る文字だが・・。
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ああ、台湾繁体字だ。何て難しい漢字だろう・・
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今は霧雨も晴れ、いつの間にか天空に虹も出て来た。暫らく眺めていると、その虹も段々薄れ、中空に消えてしまった。公園を横切って、正面に見える殿堂に行くことにした。師範大学は、いずれにしてもこの殿堂の向こう側で、行くにはこの建物を通り抜けなければならない。

遠くから見ても想像できたが、近づくとコンクリート打ち抜きの太い柱が建物を支えている。1階がオープンスペースの駐車場になっている。その太い柱のそこかしこに人影が見える。こんな朝の時間、こんな所で何をしているのだろう、と人々の動きを見ていると、それぞれグループで、柔軟体操をしたり、気功のようなことをしている。  ああ、そうか。今朝は小雨で外の芝生でこうしたエクササイズが出来ず、建物の中に入っているんだ。

10年前、台湾を訪問し、その時台北の圓山ホテルに泊まったが、そのホテルの後ろには小高い丘陵が数キロにも渡って伸びていて、朝食前の早朝の散歩をしたが、何と、その丘陵の林の中のそこかしこに、数名のグループから数十名の大グループまで、何百と言う大小のグループが木陰やちょっとした平地に集まり、気功をしたり、日本のカラオケを朝から歌ったり、演武などをしていた。その総数は1000人を下らないだろう。全く予想もしていなかった光景。ガイドブックにもどこにも出ていない早朝の山の中の光景に驚いたが、その一方で台湾人の健康的な生活に感心した。

建物には障碍者用にエレベーターも設置されていて、小人数の箱のようなエレベーターに乗って2階のテラスに上がった。外からでは見えなかったが、2階部分は広いテラスになっていて、ここにも又大勢の人々が瞑想をしたり、気功をしたりしている。いや、太極拳かも知れないが・・。この建物設計者はこうしたことを予測して、この2階部分にこんなに広いテラスを作ったのか・・。そうであれば、雨の日も、雪は降らないが、大風の日なども、このテラスで集会できる。中国人と似た台湾人の深謀遠慮があるのかも知れない。

・・それにしても、先刻見た、あの繁体字。果たしてあんな複雑な文字が現実にあるのだろうか・・。あったとしても、多分、作成者以外の誰も読むことはできないだろう。当然、漢字辞書には出ていないだろうし、もう既にデザイン漢字と言わざるを得ない。・・早朝の圓山公園と言い、この文化中心、それから複雑漢字。・・こうした遊び心、台湾人の何気質と言うのだろう・・。台湾人の人生の余裕というべきか・・。




ああ、ここには上階に登るエレベーターまで付いている。
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2階に登ると広いテラスになっていて、そこでも沢山の人がエクササイズをしていた。
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ああ、瞑想しているグループもいる。
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ここには年配者に限らず、若い人も一緒に瞑想している。こんな朝の光景は日本のどこかでも見られるだろうか・・
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高齢者が一人で何か、熱心に運動していた。
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階下では又別のグループが柔軟体操。台湾人は実に健康的だ。三陸被災地の人々も、朝のこうした体操をすれば、少しは健康的になるだろう。
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