ちゃおチャオブログ

日々の連続

御巣鷹慰霊登山の旅(2)ホテルにチェックイン後、小諸城「懐古園」へ。

3時、小諸城傍にあるグランドキャッスルに到着した。グランドキャッスルと言えば、熊本城近くにもあったが、そちらはお城からは大分離れていた。
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この土産コーナーの奥にソバ店があり、6年前、ここへ来たことを思い出した。
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結婚式場も兼ねた、中々良いホテルだ。
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さて、5時までの1時間半、慌ただしい中、隣にある小諸城の城廻りをする。
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先ずは三の丸、三の門から入城。この門は重文だ。
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佐久と小諸は隣通しの町である。広大な佐久盆地、当地の昔からの言い方に従えば「佐久平」の北の端、上田平に続く境目の辺りに小諸は位置している。コスモス街道からは殆ど平坦な道路を1時間も掛からずに小諸の町に入る。この辺り、高地になっていて、稲の生育も遅く、刈り入れが済んだ稲田はまだ少なく、殆どの田はまだ黄金色にもなっていないやや青みがかった稲穂をたわわにつけている。刈り入れまでにはまだ1か月はかかりそうな様子だった。その間、台風等の被害に遭わなければ良いが・・。

今晩の宿、「小諸グランドキャッスル」は、山の仲間と数年前に浅間山登山の際に利用したことがあるが、場所は確かお城の直ぐ近くだった。小諸の街には珍しく、8階建て位の高層ホテルで、朝朝食前にお城を散歩したこともあった。車が小諸の街に入り、お城近くまで来たが、場所は良く覚えていない。一旦お城の横の神社の前に車を止め、ふと見ると前方に大きな建物が見える。・・どこか見覚えのある建物だ。マップを確かめると、ホテルに間違いない。

3時、ホテルにチェックインする。フロントに来て思い出した。土産コーナーの奥にソバ屋の食堂があり、山の仲間とソバ焼酎をしこたま飲んだのだ。部屋は5階の506、507、508、の続き部屋。目の下に小諸城の深い木立が見えている。閉園時間の5時までにはまだ尚1時間半以上の時間がある。取り敢えず今日の内に急いでお城巡りをすることにした。幸いに雨も上がり、散歩には丁度良い。

お城の散策だけだったら300円で済むが、城内にある島崎藤村資料館、小山敬三美術館等の共通券を500円で購入し、限られた時間の中で慌ただしく回ることにした。先ずは三の丸、三の門から入城。門の上には徳川16代当主、家達の書による扁額「懐古園」が掛けられている。国指定の重要文化財だ。本来の大手門は信越線線路の反対側にあるが、この三の門が実質的な大手門の役割を果たしている。

さて、城内に入城し、我々を迎えるのは、大きな石垣だ。野面積みの石垣だが、残念ながらこれは築城当時の石垣ではない。明治の初めに修復されたもので、やや粗野な感じの野面積みとは異なって、角が形成され、ややスマートな感じの石組となっている。が、大手道は湾曲していて、江戸時代の古城の雰囲気は抜群であった。



徳川家達の書による扁額、「懐古園」。
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おもむろに歩を進める吉垣さん。
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この大手石垣は元々は野面積みであったが、明治になってから修復されている。
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前方に明治の私塾、「小諸義塾」創始者の木村熊二氏の銅像レリーフがある。
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ここは二の丸番所跡だ。関が原に向かう途中の徳川秀忠は、上田城攻略で真田親子に難儀し、ここで数日足止めされた。
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