ちゃおチャオブログ

日々の連続

御巣鷹慰霊登山の旅(7)群馬県境・ぶどう峠まで。

夕食までにはまだ1時間以上もあるが、他に見るところもない。機関車を見て、ホテルに戻り、ゆっくり温泉に入ることにする。
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お城の近くには鹿嶋神社もあるが、これから行くのも面倒だ。
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お城近くの民家も奥床しい。今、宮城野萩が満開だ。
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さて風呂上り、1時間半の飲み放題、食い放題の宴会が始まる。
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ホテル玄関先のイルミネーション。
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今、このホテルは「伊東園」と言う、全国展開のホテルチェーンにより運営されている。お茶の「伊藤園」とは別のようだ。
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昨日はお城が5時の閉門で、資料館「徴古館」から追い立てられるように出されたが、城門の傍に展示してある戦前の機関車、C5型に懐古の思いを馳せたが、ホテルはほんの歩いて1分の場所。夕食の時間6時半までにはまだ1時間以上も余裕がある。このホテル「小諸グランドキャッスル」は、稲田さんがネットで予約したものだが、夕食が飲み放題、食い放題が「売り」ではあるが、更には「温泉」付だ。夕食までの1時間、ゆっくり温泉に浸ることにした。

浴槽は4階にあり、ホテル自体がやや高台に建っていて、その浴槽の窓からは眼下に広がる夕暮れの小諸の谷を望むことができた。かと言って今日は曇天、夕日に映える小金の波を見る贅沢は得られなかったが・・。7年前に泊まった時は夜だった。眼下は市街地とは反対側の農作地であり、薄暗い街灯の光がポツンポツンと灯っていただけだったが、この辺りは今もそれ程変わらないだろう。小諸・佐久の田園風情に浸ることもできた。

さて、お楽しみの夕食会。吉垣さんの期待していた鯉コク、鯉洗いの鯉料理は出なかったものの、盛り沢山の料理で選り取りみどり。何から手を付けて良いかも分からない程だ。プレートから溢れ落ちない程に沢山の料理を載せて、これから1時間半、自分との戦いが始まる。同行の二人も同様だ。お酒の種類も豊富で、どれからスタートして良いか選択に困ったが、取り敢えずは今日1日の長丁場を癒すことにした。温泉でほぐれた身体には丁度合う。

1時間半、目一杯飲み且つ食い、一旦は部屋に戻ったが、以前稲田さんが沖縄へ行った際に勝ってきた泡盛「松藤」を開け、部屋で3人で飲む。一しきり飲み、二人はそれぞれ部屋に引き上げたが、当方寝る前にもう一度温泉につかる。ここは24時間営業で、今朝も又朝食前に一風呂浴びたが、吉垣さんなどは、朝食後も更にもう一度入る位の温泉好き。温泉付きホテルは良いものだ。昨日の夕方、着替え場で地元の古老と一緒になったが、彼は綴り券で毎日温泉に入りにきているとのこと。付近住民にとっても近くに温泉があるのは嬉しいことに違いない。

さて、朝食も又バイキング。だが、昨夜飲み過ぎ食べ過ぎたのか、それ程食欲はわかない。早目に朝食を済ませ、8時過ぎにホテルを出る。今日は晴れだ。少なくとも昨日の曇天よりは天気が良い。この天気なら御巣鷹も登れそうだ。車は昨日通って来た佐久盆地を通り抜け、山梨・八ヶ岳方面に向かって南下する。佐久の市街地を過ぎると左手に千曲川の源流が見えてくる。この源流を更に遡って行くと、甲州武州、信州、3国が交じり合う1等三角点「甲武信岳」がある。実に日本一長い信濃川は、この甲武信岳の中腹に源を発し、千曲川になり、犀川になり、最後は堂々たる大河、信濃川となって、日本海に注がれる。

車は佐久平を通り過ぎ、八ヶ岳の麓、小海町からこの千曲川を渡り、左手に小海線無人駅を見て、南北相木村の山中に入って行く。甲武信岳から端を発する千曲川はもう既にこの辺りでは渓流のようになっているが、それでも、ちょっとした平地があると人家が立ち並んでいる。所謂「限界集落」だろう。今住んでる親の代が死んでしまったら、後に住み着く子供いなく、数十年後には全村廃村ということになりかねないだろう。たまに都会の人が渓流釣りか夏のレクリエーションにやって来るかも知れないが、それにしても町からは遠い。くねくねした県道を進み、小諸のホテルから3時間程かかり、群馬県境との峠、「ぶどう峠」に到着した。この間、行き違った車は、ほんの数台しかなかった。



今朝、朝風呂に入る前に、エレベーターホールより写した小諸市街の情景。
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朝食会場。
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朝食のバイキング。
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ホテルから3時間、山中の道を通り、漸く群馬県境「ぶどう峠」に到着した。
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ぶどう峠、山頂付近の案内図。ここはまだ北相木村となっている。
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「ぶどう峠」。車も通わぬ秘境だ。
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