ちゃおチャオブログ

日々の連続

10.1.(木・曇雨)100円傘に見る日本人の自分勝手。殺人王国。

イメージ 1


能登を舞台にしたパテシエ希が先週末で終り、今週からは、京都の商家の娘を主人公にした、幕末から明治にかけての新しい朝ドラが始まった。希の最後は、どんでん返しも無く、普通の母親パテシエで終了したが、今度のドラマは破天荒な人生が待ちかまえていそうだ。出だしから面白い。

昨日が9月、半期末日。昨日の東証上げはDressing 買いかと思っていたが、そうでもなく、世界的に見ても、底値からの回復軌条にあるようだ。今日の東証、昨日に続き朝からの連騰。信用率も大きく回復した。

午後から小雨。久しぶりに東センターへ行き、景山春樹の比叡山高野山、昭和史研究会の太平洋戦争・人物列伝の2冊を借りて来る。早速人物列伝を読むと、日本の陸軍で、最初に大将になったのは西郷隆盛で、最後になったのは牛島満摩文仁で自決する3日前とのことだった。面白いのは二人とも鹿児島県人で、偶然の一致かも知れないが、面白い裏面史だった。

センターから戻る為に自転車の所へ来たら、ハンドルに掛けてあった100円傘が無くなっている。誰かが失敬して持って行ったようだ。傘ドロボーだ。小雨で、大した雨でもなく、濡れて帰ったが、盗んだ犯人は、自分が濡れるのが嫌だから、多分、隣に置いてあった自転車の傘を無断で盗んでいったのだ。
その行動には、盗まれた所有者が、濡れて帰らなければならない、との思いはない。自分さえ良ければ、他人のことは堂でも良い。自分の利益を最優先し、他人の不利益には一切お構いなし。というか、思いが至らない。
こうした日本人がどんどん増えて来て、自分の周囲にも自己中心的な考え、行動の知人が何人かいるが、悲しくなる。

こうした自己中の人間の行き着く所が犯罪であり、最近、各地で殺人事件が続発している。先日も宮城、栗原市で17歳の少女の遺体が発見された。犯人はこの家の持ち主で、妻子持ちの29歳のとび職。
昨日の大阪地裁判決では、府警の巡査長27歳が、山形出身の23歳の女性をワンルームで殺害し、22年の判決を受けた。妻子持ちの警察官が、関係を公表する、と言われて、殺害に及んだ。
山梨、河口湖町の17歳の高校生が祖父母をメッタ射しにして殺しているが、高校卒業後の進路、進学問題で祖父母との意見の相違、言い争いがあったようだ。
単純な動機である。

上記の人物列伝には、極東裁判の際の法廷に石原莞爾が連合軍証人としてして出廷し、東条英機との意見の相違を質問されたが、「東条には意見などというものはない。だから意見の相違などはない。」と質問をはぐらかしたが、こうした智恵はこの家族には無かったのか・・。進路、進学問題で殺人事件にまで及ぶとは、世も末に近い。相当に精神も病んでいるのだろう。

自分勝手な、自己中心的な、他人を思うことのできない人間がどんどん増えて来ている現代日本。暗澹とする。

イメージ 2