建物で最も重要な個所は基礎と柱と屋根。この3つは手を抜けない。その肝心な基礎部分の手抜き工事で、大型マンションが傾き、大問題になっている。
最終的には、三井側が全額払い戻して、立て直すか、居住者に殆どタダ同然でくれてやるか、のどちらかしかないだろう。居住者としても、タダでもらえるなら、多少傾いていても、我慢してそのまま住み続けるだろう。
ちょっとした手抜き、詐欺まがいの偽装検査で、大問題になっている。最初にくい打ち工事をした担当者は、これ程の大問題になるとは全く予想もしないで、安易な気持ちでやったと思うが、お粗末だ。
日本人は先日のVW偽装問題で、世界のVWがこんな詐欺まがいのことをして、と、顰蹙していたが、同じような詐欺はこの日本でも横行している。今日は又東洋ゴムだ。再びの東洋ゴム! 前回は建物耐震問題に関わる基礎部分だったが、今度は、車両とか電車の振動部分。ニセのデータに基づき、昨日まで販売を続けていたと言う。
いつから日本の産業レベルがこれ程に劣化してきたのかは、当方も知らない。だが、現状は、ドイツ、韓国を笑うことのできない日本のお粗末さだ。嘘が平気で通る、又は通すような社会であってはならない。こうしたことも戦後教育の一環で、そうした倫理観が欠如してるような人間、社会を大量に生産してきた結果なのか。
ドイツが社長、会長、関係する全経営者を起訴するように、日本も、東芝問題も含め、全経営者を厳正に処罰しなければ、ならないだろう。