ちゃおチャオブログ

日々の連続

最悪のインド旅行記(10)カメラ2台の盗難。

デリー駅前の雑踏。小さな商店や食堂が犇めいている。
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朝食はナン。焼きたてで美味しい。
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ヨーグルトもどこでも売られていて、美味しかった。
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ホテルはこんな通りの1本入った裏通りにあった。
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Agodaで予約したホテルは何のことはない。デリー駅前広場の直ぐ前にあって、駅前の、車とオートリキシャとサイクルリキシャと人とのゴチャゴチャに入り混じった道路を横断した直ぐ先にあった。歩いても2分程度の場所だった。・・全く! 今更地団駄を踏んでも後の祭りだ。無知な自分が悪かった。

HotelDelhi City Centreは駅前通りから1本入った裏通りにあって、その駅前通りには小さな食堂が幾つも並んでいて、その一軒に入って、ナンとヨーグルト、チャイで朝食を済ませ、駅に向かった。明日の空港行の乗車チケット買っておく為だった。行ってビックリ! 駅構内は凄い人、人、人。昨日空港から来た時は午後の時間帯もあったのか、今朝のこれ程の人は溢れていなかった。今は朝のラッシュアワーなのだ。チケットブースが幾つかあるが、長蛇の列に押し合いもみ合い。全く30-40年前の山手線の殺人ラッシュよりもまだ酷い状態だ。こんな光景、今の日本のどこを探しても、もう見られないだろう。

こうした珍しい殺人ラッシュ状況を写真に撮って置くべく、ズボンのポケットからカメラを取り出そうとしたら、無い! カメラが無い! あれ、どうした! 最初は落としたかと思って、周辺の床を探したが、人の波、押し合いへしあいで、到底探すことなどできない。諦めざるをえないのか・・。キャノン・イクシー。薄くて使いやすかったのだが・・。身体と身体が密着し、その弾みでポケットの中からこぼれ落ちたのか・・、それとも、そうした接触機会を捉えてのスリに狙われたのか・・。今となっては何とも言えないが、昨日のホテルチェックインに始まって、旅行二日目にはカメラの盗難! 全くもって情けなくなる。

ポケットカメラは失くしたが、もう一台フジの中型カメラを持って来ている。中型で少し使いづらいが、それを使えば良いや、とホテルに戻り、そのフジカメラFine Pixを取り出そうとしたら、カメラケースの中に入っていないではないか! えー! どうした!何故無い! これも又やられたか! 

このカメラケースは少し大き目で、スーツケースの中には入れずに、別に肩から掛けて持ち運びしていて、昨夜のチェンジする前の安ホテルでも、ここのAgodaのホテルでも、部屋の中ではスーツケースと並べて置いていた。昨日の内に盗られたのか、今日、駅へ行っている間の数時間内に盗られたのか、どちらかは分からない。全く迂闊だった。今までの常識では、部屋に置いてあるものは盗まれない、という認識だった。・・だが、インドはその常識が通用しなかったのだ! ちょっと注意して、スーツケースの中に仕舞ってロックをしておけば、こんなことにはならなかったのに・・。

直ぐ責任者を呼んで、従業員の誰かが持ち出しているに違いないから、と、関係者全員に確認するよう厳命し、再び駅に行き、空港行チケットの購入をした。何のことはない。殺人ラッシュの窓口は従来線の切符売り場で、この空港行アクセス鉄道の窓口は別の場所にあって、余り利用者もいないのか、ガランとした状態だった。・・最初からこんなことが分かっていたら、混乱状態の中でカメラを盗られるか失くすことも無かったのに・・。

ホテルに戻ると、責任者がしょげ返った顔で待っている。全員の従業員に厳しく詰問したが、誰も持ち出してはいない、別の場所で失くしたのではないか、と言って来る。うーん、困った・・。カメラが無いか・・。これでは旅行の価値も半減だ。出て来ないものは諦めるしかない。帰国後、保険請求する為に、警察に被害の届を出すべく、責任者に案内され、警察署へ向かった。 



街中の果物店
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果物は案外豊富だ。国が広いから、あちかちから運ばれるのだろう。
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駅前の通りからコンノートへ向かう旧通り。両側には小さな商店が並んでいる。
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掘り返された道路もインド的だ。
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Fujiのファインピックス。半年の命だった。外側のカバーと箱だけが残された。カメラカバーは別の用途に利用している。
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