ちゃおチャオブログ

日々の連続

最悪のインド旅行記(44)コルカタ・ホーラ駅到着。

ブッダガヤ駅ではコルカタ行の列車を待つのに2時間以上も待たされた。
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漸く列車に乗ることが出来た。後は終点のコルカタまで一本道だ。車内販売で食べ物を買う。
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夜になっても車内は大混雑だ。
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真夜中の途中駅でも乗り降りが絶えない。
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明け方に少しまどろんだが、未明にコルカタに到着した。
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デリーのIndiaツーリストで受け取ったチケットを見ると、ブッダガヤ駅の出発は12時20分になっているが、駅に着いたのは既に午後の2時頃。列車が遅れているのか、単にドライバーが時間にいい加減だったのか、どこがどうなっているのか分からないが、駅の掛かりに予約の紙(Electronic Reservation Slip)を提示すると、暫らく待つように言われ、駅構内でコルカタ行の列車を待つことになった。かなり長い時間待たされ、午後の遅い時間にコルカタ行の列車がやってきて、漸く列車に乗ることが出来たが、インド国鉄の最悪さは、既にこのブログの中で記録さfれている。

ガヤからコルカタまでの654キロ、東京から岡山、広島程の距離にあたるだろうか、予約の3Aクラス、個室のベッド付き、とのツーリストマネージャーの話は全くの嘘っぱちで、一般車両に押し込められ、幅広の木製の座席の上で、大勢の客と一緒にギュー詰めにされ、暫らくして夜になり、車掌が毛布を配り、関係ない客(無賃乗車か?)を追い出して、一応は2段ベッドの個室を作り、通路との間の仕切のカーテンも閉められるが、それは殆ど意味のないことだった。車掌が別の車両に行ってしまうと、又、どこからかこそこそやって来て、座席は超満員の過密状態。駅に着くたびに、又新たな乗客が押し寄せて来る。カーテンなんてあっても無くても、なんのその、どんどん入り込んできて、横になることも出来ない。人が大勢過ぎて喧嘩にもならない。黙って、彼等が成すがままにさせるしかなかった。勿論、その後車掌が回って来ることもなかったが。

深夜を過ぎて漸く乗客の数も減り、固い座席の上で横になることが出来たが、枕元のリュックが盗まれるのが心配で、おちおち眠れるような状況では無かった。明け方近くになって人の出入りも途絶え、暫し眠りに落ちることができたが、それもつかの間、又、周囲がざわめいてきて、終点のコルカタHowrah駅へ到着した。大都会コルカタ、旧名カルカッタには、幾つかのターミナル駅があるが、このホーラ(Howrah)駅がメインの中央駅で、パトナー、アグラ等を経由してニューデリーと結ばれている。日本で言えば東海道本線のようなものだ。

未明のコルカタ駅。大勢の乗客が長いプラットホームを出口に向かって歩いてく。ガラガラだと思っていた車内にこれ程の多くの乗客がまだ残っていたとは、少し驚いた。流石、人口の多い国だ。このプラットホームも又異常に長い。長いホームはタイ国鉄でも見たことがあるが、それよりも更に長い。そのホームから駅構内に入ると、大勢の人がフロアーに横になっている。これから出発する列車を待っているのか、それとも、家の無い人が雨風を凌ぐ為に構内を宿屋代わりにしているのか・・、いずれにしても凄い数の人が、冷たいコンクリートの上に毛布を敷いて横になっている。足の踏み場もない程だ。整然と横に並んで寝ているのは、誰か仕切る人でもいるのか・・。寝ている人にぶつからないよう、気を付けて歩を進め、漸く駅の外に出て、タクシーを拾うことができた。


ホームの時計を見ると4時16分。大勢の乗客が駅構内の出口に向かう。
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当方も人々の後について、出口に向かう。
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構内に入ると、大勢の人がフロアーに寝ている。列車を待っているのか・・、所謂ホームレスなのか・・。
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凄い数の人が横になっていて、踏まないように気を付けて出口に向かう。
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45年振りのコルカタ。さて、どんな風に変貌を遂げているか・・。
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