ちゃおチャオブログ

日々の連続

成都の3日間(7)寛窄巷子の金魚館。

夕食はどんな料理が出されるか知らないが、清朝から続いているような由緒あり気なレストランだ。
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花壇の花も綺麗に咲いている。
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ああ、もう木蓮も花開いている。東京よりは暖かいのか・・。
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これは又何を祀っているのだろう・・。清時代からあるのだろうか・・
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戦前のこの街の様子を写した写真パネルなどもある。
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ああ、フルーツパーラーなどもある。南国フルーツが美味しそうだ。
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清朝時代の街並み、だったらここはさしずめ江戸時代の浅草のようなものか。見世物小屋あり、土産店あり、ゲテモノを含めての食い物屋あり。地方の田舎から初めて江戸の大都会にやってきて、その最大の歓楽街に足を踏み入れたお上りさんの気持ち。派手やかさ、賑やかさ、人の喧騒に度肝を抜かれたに違いない。我々、吉さんと二人もそうしたお上りさんの気分で、寛窄巷子の小路を歩いた。

最初に目に付いたのがフルーツジュース店。1坪程のカウンターの上やショーケースの中に色とりどりの南国の果物が置かれている。四川は中国大陸の山深い奥地で、冬も寒いだろうと想像していたが、緯度的には案外南方で、隣は雲南省だ。だから雲南辺りの暖かな土地から運ばれて来るのか、或いは四川省自体も温暖で、省内のどこかで栽培されているのか、南国のトロピカルフルーツが沢山並べられている。コンソートの盛り合わせで大カップが120円、中カップが80円と言った処。吉さんが大を当方が中をそれぞれ買って、フルーツカップを食べながら通りを歩くことにした。

実に盛り沢山だだ。最初に目に付いたのがスイカで、真夏でもない今頃の季節、スイカを食べられるとは! それからマンゴーにパッションフルーツロンガンなども入っていた。全く、バンコクにいるのと変わらない。迷宮のような路地の奥の方に入って行くと、入り口の造りが立派な建物の中に多くの人が吸い込まれていく。人の波にくっ付いて入って行くと、薄暗い照明の中に、小さな池があって、中にたくさんの金魚が泳いでいる。その池の正面には何かの仏を祀るような小さな祠もある。ああ、大勢の人はこの祠にお参りに来ていたのか・・。

池の中の沢山の金魚。ここでは僅かに3坪程度の小さな池だが、以前行った補陀山島の普済寺の前の大きな池の中に沢山の金魚が泳いでいて、全く池が緋色、オレンジ色に変わっていたのを思い出す。生類憐みの徳。何を祀る何の祠かは知らないが、そこには悉皆仏性の世界があるようだった。



吉さんとカップ入りのフルーツを買い、食べながら通りを歩くことにした。
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路地の奥の方に入って行く。
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この賑やかな場所は何だろう・・。
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中には小さな池があって、金魚が沢山泳いでいる。
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ああ、金魚館??
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中の案内譲に聞いてみても、チンプンカンプンだった。
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