ちゃおチャオブログ

日々の連続

春の裏高尾(3)もみじ台で昼食後城山へ。

もみじ台の桜は既に葉が落ち、若葉に変わっていた。
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春の行楽、細田屋さんも満員だ。
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丁度ツツジの前の丸椅子が空き、ここに座って昼食とする。
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雄大な富士に連なる山を見ながらの昼。ビールでも酔いが回った。
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ここで引き返すのは残念だ。もうちょっと先の城山まで行ってみよう。
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もみじ台はその名の通り、秋の紅葉の名所になっている。最近はかなり間遠になっているが、以前の元気な頃は、毎年か少なくとも2年に一度はここの紅葉を見に来ていた。都心から近く、簡単に来れる場所にあり、朝起きて天気が良ければ、即出かけることもあった。自宅からここまでは2時間半もあれば来ることもできたし、9時に家を出ても、昼までには到着した。そこでゆっくりお昼を食べて下山する。

春は又桜も見事だ。高尾山を余り良く知らない登山者は、高尾山頂の桜の山に満足し、大展望の空地に犇めき合うようにして花見を楽しむが、少し足を伸ばしてここもみじ台までやってくれば、又違う静かな山桜を楽しむことができるのだ。山頂の裏側に長い石段があり、そこを下り降りると、その先は裏高尾になる。石段を下りた所が迂回路(巻道)との合流点になり、そこから少し登った先がもみじ台だ。ここには昔から細田屋というお茶屋があって、シーズン中はいつも繁盛している。今日の行楽日和、昼過ぎの店は既に満員の盛況になっている。

だが、期待していた桜はもう全てが散っていて、青々とした若葉を茂らせている。その木陰のあちこちで、人々は静かに新緑を楽しんでいる。人によってはコッヘルでお湯を沸かし、ラーメンを作ったり、スープを飲んだりしている。すぐ先の丸木の椅子が偶々空き、自分もそこに座りお昼にする。今日は珍しくロング缶を持ってきた。昼前から天気も晴れてきて、暖かな春の陽光の下、先ずはビールで喉を潤す。目の前の山ツツジが満開だ。スズメバチのような大きな蜂が蜜を集めに花弁から花弁を飛び跳ねている。コンビニで買った結びを頬張る。ビール缶1本で気持ち良くなった。丸木の上では横にはなれないな。

ビールの回りも早いのか、かなり疲労困憊しているが、今日の好天、このまま引き返すのは心残りだ。更にこの先の一丁平まで行ってみよう。山が深くなるから、桜も残っているかも知れない。一丁平園地も桜の名所だ。無理ならそこから戻れば良い。近くで鶯が鳴き、どこからか遠くから仏法僧の低音も聞こえてくる。先ほどの法螺貝を更に低くしたような鳴き声だ。仏法僧こそディジュルドゥ!


       < 春の深山 森を震わす 仏法僧 >
 



先に行けば山も深くなる。一丁平にはまだ幾つかの桜も咲いていた。
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山間の桜。遠くの方で仏法僧が鳴いている。
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日影を好む山吹。
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杉林の木陰の下に山吹の群落があった。
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東海道自然道。高尾からずっと大阪箕面まで続いている。間も無く城山だ。
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