成都の３日間（３７）帰国の朝。

集合時間に少し余裕が出て、川劇劇場近くのデパートに入ってみる。

なかなかリッチで洗練された感じのデパートだ。

新車台数にしてもそうだが、成都の人々は購買力が高いのかも知れない。

昨夜は早めに寝て、今朝は一番で食堂へ来て、朝食バイキングも並ばずに済んだ。

今日は帰国の日。ツアーで知り合った同行者の一人が今回の旅行を五言絶句にした漢詩を見せてもらった。元商社マンで、中国のあちこちへ出かけたようだが、凄い才能の持ち主だ。

昨夜は巨大な毛沢東像が立っている「天府広場」から急いで戻って来た為、集合時刻には多少余裕の時間があり、川劇劇場の近くのデパートへ寄ったりして、店内の様子を見ることもできた。品揃え、レイアウト、華美さは、東京の一流デパートと変わらない。むしろ、日本の地方の中小のデパートよりは遥かに華やかだ。こうした面からの中国の急速な発展は窺えた。

そうそう、昨夜行った毛沢東像の立つ広場は「人民広場」ではなく「天府広場」。巨大な毛沢東像に意識が引っ張られ、つい、人民広場としてしまったが、以前、このブログにも書いたが（Ｎｏ．１５）、この「天府」の直ぐ近くには別に「人民公園」があり、そこは緑の樹木に覆われた公園になっている。その後、長らく成都に住んでいたＫＭ４５さんから当方ブログへのご指摘（６月１３日）があり、ああ、そうだ、昨日のそこは「天府」だったのだ、とはたと思い出した次第だった。そこへ行くまでに、多少中国語の分かる吉さんが「テンプー、テンプー」と街の人に行き方を聞いていたのを思い出した。「テンプー　クワンジャン」（天府広場）。なかなか通じない中国語であったが・・

昨夜は時間通りにホテルに戻り、昨日の残りの白酒を飲んで、そのまま寝に入った。もう一度王府街へ行くのもおっくうだったし、又、時間的にまだ開いているかどうかも分からない。又、外で飲むお金もないし・・。そんな事で昨夜は早めに寝て、今朝は早めに目が覚めた。２階の朝食へは一番で行き、昨日と違って並ばずに済んだし、トレーを持って別の部屋まで移動する必要もなかった。今日は、朝食を終えてから、市内の公園を１か所回り、そのまま成都空港まで運ばれて、帰国の途に就く。これから行く公園は市内を流れる錦江の畔にある望江楼公園だ。