ちゃおチャオブログ

日々の連続

成都の3日間(40)4つ星食堂での担々麺。

竹林公園からは市内の担々麺の店にやってきた。
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ああ、成都担々麺総本店だ。ここで最後の昼食だ。
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店の中に入ると普通の食堂の感じだ。
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メニューにしても、一般的な値段で安い。
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あれ、待てよ・・。この店、4つ星レストラン??FDA,ってどんな組織だろう・・。
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四川省で自慢できるものが二つある。言わずと知れた「マーボー豆腐」と「担々麺」。この二つとも四川が発祥の地で、今や日本を初め世界中に広まっている。「麻婆豆腐」の命名の言われについては、このブログにコメントを頂いたアーロンさん並びにKM45さんからの説明で、大よそのことは理解できた。それによれば陳さんという痘痕面(あばたズラ)のお婆さんが最初に作った料理で、豆腐の中に激辛の「麻」、即ち花の山椒、「花椒」という鷹の爪よりももっと刺激の強い香料を入れて作られたもので、従って「麻婆豆腐」と呼ばれるようになった、ようである。自分は知らなかったが、「麻婆豆腐の素」のパックにはあばた面のお婆さんのイラスト図が印刷されているとのことだが、それが陳婆さんとのことである。。

さて、今日の今回旅行の最後の食事は「担々麺」である。竹林公園を出て、市内のレストランに向かったが、そこは日本にもあるような普通の中華店のようだった。店内の調度や飾りにしても普通の店の感じだ。テーブルに着いて食べている人も一般的な市民の感じだ。ランチタイムに気軽に立ち寄った、と言った感じである。が、店の奥に星印マークのプレートが掛かっている。何だろう、と思ってそのプレートを見ると、何とこの平凡な、見た感じ普通の食堂が4つ星マークの上等レストランだったのだ。

FDA,餐飲単位動態綜合評価、Catering Units Comprehennsive Evaluation、という組織がどんなものか知らないが、その麗々しい名前からすると権威のあるものに違いない。その4つ星レストランに来ているのだ! 流石、この街が担々麺発祥の地だけのことはある。そのプレートの横には、更に又「担々麺賦」と言った、担々麺の歴史、製法、調理法、その他が丁寧な漢字で、長々と説明されている。このような「賦」を読んで、担々麺を食べるとなると、正装して、畏まって食べなければ申し訳ない気持ちにもなるが・・・

先ず最初にワンタンのようなスープが出てきて、次に出てきた担々麺は汁気のない、つけ麺のタレのような具が麺の上に載せてあって、箸でその具と麺をかき混ぜて、食べるのだ。日本の担々麺はスープの中に麺と具が一緒に入っていて、ラーメンのようにして食べるのだが、本場のものは汁気が全くなく、麺と具が程よく混じり合って、実に味の良い、食べ易いものだった。願わくば、後1椀お代わりしたい位だったが、ツーでもあり、そうも行かない。うーん、流石本場の4つ星食堂の担々麺ではあった。ツアーはこの昼食を最後に市内を後にし、成都空港へ向かった。



うーん、担々麺の効能書きが細かく説明されている。
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書体は綺麗だが、こんな長い説明書きをとても読む気はしないが・・。
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先ず、ワンタンのようなスープが出てきた。
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ああ、これが四川名物の担々麺か!
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食後、改めて同行者の即席の七言絶句を見る。
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