ちゃおチャオブログ

日々の連続

モラエスの故地を訪ねて(8)2階建てバスに乗ってビクトリアピークへ。

香港・中環のフェリー乗り場に着岸した。
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ここのフェリーの船員は、昔も今も水兵さん姿だ。これがイギリス流儀なのだろう。
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フェリー乗り場の正面に突っ立つ、センタービル。
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香港サイドから、九龍サイドを眺める。
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中環センタービルのすぐ前が島内のバスターミナルになっていて、2基建てバスに乗ってビクトリアピークに向かう。
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香港島にある中環、英語で言えばCentralであるが、ここは香港経済の中枢のみならず、アジア世界の金融センターの中枢となっている。既に今夏、香港マーケットの時価総額東京市場を超えており、NY,ロンドンに次ぐ世界有数の市場になっている。華僑資本が集中蓄積する香港。世界の経済を動かす大資本の本社機能がここに集まっている。だからこそNYを凌駕する高層ビル群がここ中環を埋め尽くしている。

フェリーターミナルの直ぐ目の前に雲を衝く高さのノッポビルが立っているが、これは確か5-6年前か10年程前か、中環の中心ビルとして建設されたセンタービルだ。地震がない土地とは言え、凄いものだ。その中環センタービルのすぐ前にバスターミナルがあり、香港島の各方面に出ている。取り敢えずは、今日はビクトリアピークに登ってみよう。40年振りに山頂から香港の高層街を眺めてみたい。50年前、最初にこの頂きに登った時、香港の繁栄に圧倒された。当時日本では漸く霞が関ビルが出来たか出来る途中かの時で、池袋のシャンシャインなどはまだ計画すらもなかった。

2階建てバスは中環の金融街から狭い旧市街地を通り抜け、山に向かって進んで行く。山肌の斜面にも背の高い高層マンションが建っている。香港人はビルの高さを富の象徴としているかのごときだ。こんな山の中に40回50階を超えるようなマンションを建てるとは! 日本人には中々馴染めない感覚だが、考えてみればバブルの頃、苗場の山の中に高層マンションが林立したり、北海道ニセコの原野にバカ高い分譲マンションが建設された事を思えば、お金持ちになった人間の考えることは、香港人も日本人もさして変わらないか・・。大渋滞の山道で、バスはにっちもさっちも動かない状態が続いたが、渋滞に巻き込まれる事30分、漸く山頂に到着した。



島内の渋滞は激しいが2階からの眺めは抜群だ。
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金融街を通り抜け、高台に向かう。
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金融街から1ブロック先の街区。マンションが多い。
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この街は、フェリーもバスも市電も皆2階建てだ。観光客にはうれしい。
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さて、住宅街を抜けて山道に入って行く。
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