ちゃおチャオブログ

日々の連続

モラエスの故地を訪ねて(41)圓明新園の中の遊園地「皇家楽園」。

先ほど沢水を汲んでいたが、この山の方から流れ落ちてくる。山頂まではケーブルで行かれる。
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何の花か・・。百日紅のようなピンクの色をしているが・・。
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遊歩道は清掃人により、綺麗に掃き清められている。
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落ち葉一つ落ちていない。中国の文化レベルが随分と上がってきている。右側の白い建物は何か?
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ああ、これは又立派な公衆トイレだ。勿論水洗になっている。
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ああ、観覧車だ。こんな所にも遊園地があるのか・・。
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この公園は広い。どこまで行ったら行き止まりになるか分からない程の広さだ。だから当然日比谷公園や井之頭公園などよりは余程か大きく、遊歩道も長く、従って早朝からこの遊歩道をスタスタ歩くウォーキングの人も多いのだろう。人口が多いということは、清掃員の数も多いということだ。3月に成都を旅行した時は、赤と黄色の縞模様のジャケットを着た清掃員が朝早くから長い竹箒を持って歩道の清掃をしていたが、ここ圓明新園でも同様に、まだ朝食前から何人かの清掃員が遊歩道に落ちた枯れ葉などを掃き清めている。

成都でも感心したが、中国人はいつから清潔な人種に衣替えしたのか。主に女性が多いが、彼女達清掃員は雇用対策の一環として雇われているとしても、毎日のこうした清掃作業が日常生活の中の行動規範として自然と受け入れられてきて、従って、数十年前の路上に平然とゴミを散らかしていた生活習慣から、今は大きく変ってきていて、半ば清潔好きな民族に変わりつつある。同じようなことはタイの人々にも言え、所得の向上は、嘗てのわき目もふらずに毎日をやり過ごしてきたその日暮らしの生活から、余裕のある、落ち着いた、自分自身のことだけでなく、他人を思いやる、性格の変化をもたらしているものと思われた。

落ち葉一つない綺麗に掃き清められた遊歩道を更に奥の方へ歩いて行くと、前方の山の手前に大きな観覧車が見えてきた。なんでこんな場所に? そうか、ここは公園とはいえ、テーマパークにもなっているのだ。一人っ子政策が行き渡った中国では、子供を大事にし、殆ど大体の公園には子供の遊びが作られていて、これは国の指導かも知れないが、公共の公園で子供レジャー施設が無いところは無いと言っても過言でない。上海の人民公園、魯迅公園然りである。

当方今までこの公園を「園明新園」と理解していたが、これは間違いで、実際の名前は「圓明新園」が正しく、成程北京の有名な「圓明園」にあやかり、それで後からできたここを「新園」としたのか。前方に大きな観覧車が見え、長大なチューブの滑り台などがあるレジャー遊具などが見えてきたが、その施設の前にこの園の概略図及びレジャー施設の案内図が出ている。それで名前の間違いに気が付いたのだが、「圓」は旧体字で、今は「円」と書き、発音が同じ「エン」であり、同音意義の「園」と勘違いしていたのだ。台湾は今でも旧字体を使っていて、台北の有名なホテル「圓山飯店」も日本語で書けば「円山ホテル」になるのと同じことなんだ。

この施設の名前が凝っている「皇家楽園」。中国の家族にとって、子供は皇帝と同じだ。甘やかし過ぎて我儘な皇帝にならなければよいのだが、いずれにしてもここは「皇帝一家の遊びb所」となっている。今は時間が早いせいか、施設はまだオープンしていないが、広大な敷地の中にはいろいろな遊具が置かれている。人口の多い中国の事、日中は大変な賑わいだろう。デズニー程の巨大な壮麗さはないが、富士急ハイランド並みの設備はあるようだった。中国人らしい面白いネーミングに少しばかり拍手を送りたくなった。



まだ動いていないが、日中は大変な人出だろう。
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ああ、いろんな遊具が揃っている。
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この巨大なチューブ。日本のレジャーランドと変わらない。
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ああ、レジャーランドの前には蓮池もある。
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うーん、ここは中国簡体字で書いてあるが「皇家楽園」と言うのか・・。
一人っ子の皇帝様の遊び場か・・
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はあー、この全体の施設「圓明新園」と言うのだ。「園明新園」ではなかったのだ・・。何を勘違いしていたんだろう・・。確か北京に「圓明園」という名園があったが・・。今頃になって思い出した。
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