ちゃおチャオブログ

日々の連続

モラエスの故地を訪ねて(48)再びのマカオへ。珠海新開発区。

早朝の圓明新園の散歩で、公園内にこんな案内パネルが出ていた。「珠澳夜游」か・。今晩これも良いか・・。
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ホテルの目の前のバス発着センターから市内バスに乗って、マカオの新税関口へ向かって行くと、途中にナイトクルーズのフェリー乗り場が見えてきた。
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途中、川を渡るが、これが珠江なのか・・。
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この辺は新開発地区で、目を見張るような超高層ビルも見える。手前はメッセのようだ。
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原っぱの中から突然新しい街が出てきたよう感じだ。
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圓明新園を散歩していて、公園内には幾つかの観光案内パネルが出ていて、その中に「珠澳夜遊」という広告板パネルが掛けられていた。これは珠江のナイトクルーズだ。珠海の波止場から珠江を下り、マカオを一周する夜景を眺める観光案内。「澳」とはマカオの事で、中国語で書くと「澳門」となる。一旦ホテルに戻り、今晩はこのナイトクルーズに乗船すべく、行き方をホテルフロントに尋ねるが、英語がどうも通じない。いずれにしてもタクシーで行くか、バスで行くかだが、バスで行くとすれば、マカオのもう一つの国境税関行のバスへ乗れば行かれるようだ。夕方まで時間は充分ある。バスに乗って行くことにした。

ホテルの前がバスのターミナルになっていて、圓明新園前と言う分かりやすい名前で、ここから3方向へのバスが出ている。言葉も行先も分からないが、兎も角やってきたバスに乗る。もし万一方向が違っても、そのバスで又戻ってくれば良いだろう。バスからの市内観光にはなるだろうし・・。

たまたま乗ったバスがラッキーで、マカオ新税関まで行くようだ。途中、市内を回って行くが、意外と街路樹の多い町だ。運河なのか水路なのか、幾つかそうした堀川があって、その水の流れに沿って、柳のような葉の多い街路樹が植えられている。ここは珠江という大きな川の河口付近にある町で、土地も平坦で、こうした水路が発達しているのかも知れない。

町中を暫く走ると、昨日通過したマカオとの国境、「拱北税関」の前を通る。ここでは車内の大半が降り、又何人かが乗車して来るが、バスは更に市内を走り続ける。珠海の人口はいか程か知らないが、市域はかなり広そうだ。小山の端を走り、住宅もなくなって、漸く郊外に出たかと思ったら、又、新たな住宅、街並みが表れて、町はいつ果てるともない。その内、古い港町、漁師町のような海辺に出たが、・・ああ、そうか、ここが珠海発祥の地なのか・・。100年以上前は、この辺りの河口に近いほんの小さな漁村に過ぎなかったのだろう・・。

バスは左手に川なのか、海なのか、後でこれが珠江の川沿いと分かったのだが、走り続ける。大分走ってから左手に大きなモダンな建物が見える。ここでも又大勢の客が降りる。これも又後で分かったのだが、フェリーターミナル、ナイトクルーズ観光船の波止場にもなっていた。自分はここで降りずにそのままバスに乗り続け、終点まで行く。その手前から周辺の景色は一変してきて、山を切り崩し、平らな土地にし、新築の高層ビルがのきのき現れてくる。大きなメッセもあって、その隣にはヒルトンの高層ホテルも見える。・・メッセにしてもホテルにしてもまだ開業前のようだが、開業までには間もないだろう。1年もかからないか・・。

バスの終点はマカオへの新たな税関口で、バスの発着所も20路線はありそうだ。珠海に限らず、周辺都市の各方面からの連絡ルートがあるのだろう。税関の目の前は新市街。超高層のマンションが何棟も建っていて、大きなホテルも見える。全く何もない小山と原っぱの土地が、瞬く間に超近代の新しい街に変わる。随分以前に大連の郊外、星海地区で素晴らしい超高層ビル群の新市街を見たが、そこは住宅地と言うよりか高級リゾートマンション群で、人の往来も少なく、部屋の電気も消えていて、半ば死んだような街に見えたが、ここ珠海の新市街は、新たなサテライト都市として、躍動しているようだった。圓明新園から市内を通り抜けて、約1時間、目の前がマカオという、地理的条件が良いのかも知れないが・・。



中国のすごいエネルギー。新築ビルがどんどん建設されていく。
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税関前のバスターミナル。20路線以上は発着しているか・・。
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さて、ここから更にシャトルバスに乗り換えて、中澳国境に向かう。すごい連絡道路だ。
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国境を隔てるキャナル。運河の向こう側は中国珠海だ。
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シャトルバスに乗って約10分、中澳税関に着いた。建物はまだ建築途上のようだ。
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