ちゃおチャオブログ

日々の連続

モラエスの故地を訪ねて(54)珠海の海岸線。

珠海のバスターミナルから長距離バスに乗って約30分、目の前に海が見えてきた。
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中々綺麗な海岸線だ。
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綺麗な浜辺がずっと続いている。右後ろが珠海市だ。
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かなり大きな湾だが、漁船も貨物船も見えない。浜辺で寝そべる人も見えない。
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ああ、広々した海だ。南シナ海だろうか・・
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朝広州に向け、珠海長途バスターミナルを出た遠距離バスは、隣接する町のバスターミナルで時間待ちをした後、20-30分も走行すると、海岸線に出た。バスは北上し、右手にずっと海外線が続く。随分長い海岸線で、それはずっと砂浜、波静かな浜辺になっている。右手後ろの方に珠海の市街地が見えたが、ここは間口の閉ざされていない広い湾になっているのかも知れない。或いは湘南海岸の前の相模灘のように、広い灘になっているのかも知れない。いずれにしても波は静かで、さざ波が浜辺に打ち寄せている。

浜はタイや南国の浜辺で見られるような真っ白の砂浜ではなく、少し黄ばんで黄土色にも見える。南国の浜が貝やサンゴが砕けて白い砂地になったのと違って、この浜は陸地の岩石が砕け、波にもまれ細かくなって砂になったのに違いない。が、色は真白でないにしても、浜辺にはゴミもなく、泳ぐ人も、運土サーフィンも、散歩する人の姿も見えず、たださざ波が打ち寄せているだけの自然の浜辺である。沖を通る船影も見えない。漁船も見えないし、貨物船も通っていなう。どこか遠くの離島へ来たような感じだが、ここは市街地から僅かに半時間程度の距離にあるのだが・・。

中国の現在の経済レベルで、この浜辺が今すぐにも大規模なマリーンリゾートになるということはないが、現在の経済成長で毎年5%以上も倍々ゲームで所得が上がって行けば、10年もしない内に、この辺りはタイや南国の海岸で見られるような、びっくりするようなリゾートに変貌しているかも知れない。中国の経済成長、スピード感はそうした可能性を秘めている。

右手がずっと海岸線で、左手は、ぼちぼち住宅やら、しゃれたレストラン、別荘風の建物が続いている。何か風致地区のような感じで、乱雑で、古くからあるような街並みはない。皆建物も新しく、ここ10年内に建てられた感じだ。目の前に海が広がり、遮るものはない。都会地からのたまの息抜きにやって来るには丁度良い場所だ。日本で言えば、九十九里、大洗の大洋村のような感じかも知れない。珠海にこんな良い場所が残されていたとは、バスに乗らなければ分からないことだった。



海岸線の途中には海中公園のようなところもある。だが、遊歩人はほとんどいない。
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昨日雑貨店で買ったタイのクッキーを食べる。タイ語では「ビスケット」と書いてある。
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海岸線を30分程走ると、海から離れて内陸を走る。
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小さな地方都市のようだ。
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ああ、キャノンの工場も見える。こんな所にも日本の会社が出てきていたのか・・。
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