ちゃおチャオブログ

日々の連続

モラエスの故地を訪ねて(60)広州は花の街。

祖堂等、古き禅宗の雰囲気を残す区画から最初の山門の方へ戻ると、地蔵堂があり、ここでは地蔵信仰なのか、若い男女が熱心にお参りしていた。
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その近くでは着飾った男女が何かの写真を撮っていた。
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一旦ホテルの部屋に戻り、一休みする。
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再び外に出て近くの公園に向かうが、この辺り門前町で、仏具店が多い。
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どこも大きな仏具店で、紅かな仏像等が売られていた。
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当方も中国の各都市、凡そ50市以上、大体100市位の大小様々な都市を経めぐっているが、ここ広州程道路の縁取りの綺麗な町に出会ったことはなかった。今日初めてこの町へやって来て、バスに乗っていて最初に気が付いた点はそのことで、バイパスとか横断歩道上に綺麗に縁取りされている南国のカラフルな草花を発見し、この町は住民や来訪者になんて優しい街だろうと思ったのだった。

由緒ある光孝禅寺を訪問し、禅宗第六祖慧能大師や奈良の唐招提寺を創建した鑑真和上の事績に触れることができ、実に感動したのだったが、その一方で、境内の別の場所では半ば観光寺化している様子も見られ、着飾った男女がこの寺を背景に何かの記念の写真を撮っていたり、中国も日本同様に、いやその逆かも知れないが、地蔵菩薩の人気は高く、沢山の若い人々が地蔵堂に参拝している姿が見えた。事前の予備知識は無かったが、思わぬ収穫もあり、1時間ほどの境内散策から一旦ホテルに戻る。ホテルはその寺の直ぐ横にあり、部屋で一休みし、喉の渇きを癒した。

疲れも取れ再び外へ出て街を歩く。どこと言う目的はないが、近くにある流花湖公園まで行ってみよう。街中を歩いても買うものもなく、珍しいわけではない。南越博物館と黄埔軍官学校は明日行けば十分だろう。今日の午後は公園を散歩するだけでも良いだろう。ホテルの外の通りは言わば門前町のような通りで、何店もの仏具、仏像を売る大型店舗が並んでいる。ここ広州は他の街よりも仏教が盛んなようだ。

更に歩いて行くと大通りに出て、先刻バスの中で見た花の道路が見えてきた。広島にも平和公園から野蒜フラワーロードがあるが、そこのは道路の中央とか両端に道路に沿って花壇を作り、花を植えたものだが、この広州の花の道路は、道路の両端に花を植えて、道が綺麗に縁取りされているようだ。花のエンブレム! 驚いた、中国にもこんな街があったとは!こうして街全体が花で彩られれば、争いも少なくなるだろう。税収がいっぱいあって、豊洲移転問題では1兆円もの巨額な税金を無駄に浪費する東京も、少しはこうした点を見習うと良い。10兆円で電柱地中化が可能になるなら、その1兆円で1割の地区が既に地中化されたのに・・。小池都知事も広州へ視察に来たら良い。



ああ、そんな仏具店の隣には、ロト、金貸しか小口宝くじの店もある。
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大通りに出ると道路に花の縁取りだ。
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ああ、これは珍しく心温まる光景だ。
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広州はこの一つ取っただけでも素晴らしい街だ。
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歩道橋にもくまなく花で彩られている。
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