ちゃおチャオブログ

日々の連続

モラエスの故地を訪ねて(88)中山記念堂前の花壇と記念撮影。

さて、「記念堂」に向かうと、ここは国家AAAAランクの場所になっている。
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ああ、これは随分大きな立派な記念堂だ。
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何時ごろの建設なのだろう・・。
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沢山の人々が記念写真を撮っている。
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どこからやってきたお上りさんだろう。。
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記念堂の前には大きな像が立っている。
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この中山記念堂の最初に入った資料館が常設展示なのか、それとも今は特別に林森に光を当てた特別展示なのかは、自分には分からないが、新中国発足後の年代を追っての写真パネル100枚ほどは林森を中心に据えられているようだった。この中には孫文の出番は少なく、蒋介石に至っては最後の写真に、林森の葬儀の際して対日戦線から駆けつけてきたらしい姿が認められただけだった。しかし、いずれにしても、日本及び日本軍が敵意むき出しの誹謗中傷の対象になっていなかったのは救いだった。それよりかむしろ、初代中華民国大使有吉明氏との記念写真が1枚飾られていて、多分、日本関係はこの1枚きりだったが、こうした友好的な写真が展示されているのを見て、内心喜んだ。有吉大使と言えば、汪兆銘政府樹立の陰の立役者としても知られていた人だ。

ほっとした気持ちで資料館を出て、記念堂へ向かって歩いて行くと、あちこちで堂をバックに記念写真を撮っている家族やアベック等が目に付く。又、堂の正面は綺麗な花壇で縁どられ、そこにも又沢山の人々が写真を撮っている。自分も記念堂に入る前に、先にその見事に咲き誇っている花壇へ行ってみる。花壇と孫文像、更にそのバックの記念堂。中国人にとっては、有名な撮影スポットになっているに違いない。

記念堂の前には巨大な像が立っている。孫文だ。以前だったらあちこちに巨大な毛沢東像が右手を空に高く掲げて、人々に崇拝されていたが、その沢東像は最近では殆ど見なくなった。影をひそめてしまった。代わりに毛以外のこの孫文とか三国志の英雄、魯迅等の文人、文化人、等々、本来個人崇拝が禁じられている国で、毛自身が最初にそれを打ち破り、毛像が引き倒されて後、代わりの人物になり、ここに立つ巨大な孫文像のように、いつの間にか個人が崇拝される国になってきた。こうして段々普通の国になって行くのだろう。

何の花か、綺麗な花だ。手入れも行き届いている。「愛」という大きな文字が描かれている。「愛」。ビートルズに通し、キリスト教精神に通じる。「博愛」、「友愛」は孫文の標語だったのだ。人々はこの花壇を見、孫文像を見、「愛」を感ずる。この庭園設計者の優れたパーフォーマンスを感じた。



ああ、孫文像だ。綺麗な花に囲まれている。
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花壇と像と記念堂。撮影スポットだ。
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人びともこの三位一体をバックに記念写真を撮っている。
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「愛」。皆さん、良いお顔だ。
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自分も1枚記念の写真を。
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皆さん、「愛」にくるまれて、幸せ感に浸っているようだ。
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