ちゃおチャオブログ

日々の連続

3.17.(金・晴れ)忖度。

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忖度。聞きなれない日本語だ。数日前、総理が国会の場で、野党議員の質問に答える形で、自ら言い出した言葉だが、まあ、平たく言うと、「相手の気持ちを推し量って、自ら相手に好意的な行動を取る」ということだろう。
今回の森友国有地払下げ払下げ問題は、まさに役人の「忖度」であり、それは取りも直さず背後に総理がいるという忖度から来ているものである。
役人は自身の立場、地位を利用して、国有財産を剽窃している。
昔から、日本語には腹芸とか以心伝心、目くばせ、等々、言葉を発しないまでも意思の疎通が図れる伝達方法があった。それを今回総理は「忖度」という高級言葉に置き換えたに過ぎない。
「忖度があったかなかったか」。この一連の払下げ経過を見れば、一目瞭然だ。それが見えないとすれば目明きに他ならず、一国の総理には相応しくはない。

100万円の寄付金問題。一方の籠池はもらったと言うし、一方の総理の側は一銭も支払っていないと言う。正に水掛け論で、白黒は付かない。仮に総理が水濡れを着せられたとするなら、総理にはこうした類の男を相手にし、係わりを持ったという、人を見る目が無かったことを証明しているに過ぎない。総理の資質に悖るものである。

いずれにしてもこのままの状態での国政の遅滞は赦されない。総理は明日からの欧州外遊で、22日に帰国し、23日には籠池の国会証人だ。どんな話が出てくるか分からないが、こうした姑息な問題で、足を引っ張られるには、それなりの背景がある。一国の、大国の総理としての相応しくない言動が災いしているのだ。
この際、内閣を解散し、仮に自公が過半数を占めたとしても、一旦は総理の座を降りるべきだ。それが今回の混乱を招いた責任の取り方である。


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