ちゃおチャオブログ

日々の連続

モラエスの故地を訪ねて(106)広州駅。

地下鉄駅の途中にある果物店。広州は南方の町だから、果物店が多い。
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ホテルからは30分も掛からず広州駅に着いた。
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新幹線チケット売り場は構内の別の場所にあり、そちらに向かう。
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直近の電車は出たばかりで、次は9時42分発だ。1時間弱余裕がある。
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窓口でチケット購入。中国公共機関は60歳以上の老年割引があるが、新幹線はないのk? 77元を支払う。
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日本と同じように自販機で買うこともできる。
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中国で一番最初に新幹線に乗ったのは、もう10年前ほどになるか・・。山東省の青島から済南までの凡そ200キロ、1時間半ほどの乗車だった。中国で新幹線が導入されたのは、この時より数年前、少なくとも10年未満で、当時の新幹線網は上海を中心とする僅かな営業距離だった。ここ山東省でも青島と済南の間だけが営業されていた。済南は河南の交通の要衝で北京から下って来る列車はこの街を通過し、更に南下して南京・上海に至るのだが、そのほぼ中間点に当たる。済南には日本で言うところの電車区なのか機関区なのか、駅前には大きな鉄道局もあった。済南の重要性に鑑み、この街に早い段階から新幹線が開通されたのだろう。

直近に乗車したのは3年前の天台山からの帰り、紹興から杭州を通過して上海まで戻ってきたのだが、この10年の間、新幹線網の発展は目覚ましく、現在では総延長距離は、日本を遥かに超えている。国土が広く且つ土地の私有が認められていない国だから、一旦計画が策定されたら、居住者の都合などお構いなしに、ドンドン押し済められて行くのだろう。自分が紹興から上海まで乗車したのは3年前だが、確か、この1年ほど前、紹興の先の温州で大きな脱線事故が起き、転覆した車両を地面の中に埋めてしまって、その状況が世界中のテレビで報道され、人々を唖然とさせたが、この中国国鉄の組織は巨大で、もう一つ別の政府がある、とまで言わしめていた。それは兎も角、上海から香港まで、総延長1000色を越える新幹線網も間も無く完成するだろう。この中国のスピード感、日本も少しは参考にすべきかも知れない。

ホテルから広州駅まで地下鉄で行っても30分も掛からない。昨日一度下見をしている駅だから、切符売り場等も迷うことはない。朝の時間だが、思っていたよりは混雑していない。そのままチケット窓口へ行き、深圳までの切符、77元で買う。約1500円ほど。日本の半分程度の料金だ。チケットは次の9時42分発の車両だ。まだ1時間近くの時間がある。駅構内をぶらつくことにした。



時間があるので、駅構内をぶらつく。2階が乗車口だ。
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駅構内にはパテオのような中庭もあって、時間待ちする人々が一休みでききる。
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昆明行き列車の乗車口。ここから昆明まではそれ程遠くないが、時間はかかる。途中の貴陽までは22時間。
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これが昆明行きの長距離列車だ。
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2階の乗車口から階下の1階を眺める。
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さて、人が集まってきた。そろそろ乗車口が開かれるか。
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