ちゃおチャオブログ

日々の連続

モラエスの故地を訪ねて(114)深圳中心街を歩く。

運動公園のようなスポーツアリーナを通り過ぎると、バスは直ぐにも市の中心部に入る。
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中国の建設ラッシュは相変わらず衰えを見せていない。
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この超高層ビルは何だ! 大阪ハルカスよりも高いぞ!
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バスが市の中心部にやってきたので、降りて歩くことにする。
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同じ人工の町、つくばと比べたら雲泥の違いだ。もっともつくばは学園都市だから比較してもしょうがないか・・
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それにしても通りを歩いている人が少ない。意外だ・・
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運動公園のようなスポーツアリーナの前を通り過ぎるとバスはもう殆ど深圳の中心街区を走ることになる。窓の外に突然巨大な高層タワーが見え始めると、それを取り囲むように、沢山の高層ビル群がコンプレックスを作っている。僅か30年の間に巨大な近代都市が誕生した。砂漠の中に忽然と現れる蜃気楼程ではないが、半世紀前のこの何も無かった緑の野山を見た目には驚異だ。人間はどこまでも変わる。その方向性とエネルギーがあれば。都市にも同じことが言えそうだ。

駅に戻る前に市の中心街で途中下車する。ここから駅まで歩いて行ったってそう時間はかからないし、どの道今日は香港へ行くだけだ。人口の多い中国ではどこの町でも市の中心部は沢山の人が出歩き、混雑している。だがこの深圳の中心部はそれ程人も出ていないし、混雑もしていない。街全体が香港に隣り合わせで、欧風化しているのか、落ち着いた中心街区だ。

東京で言えば銀座4丁目か青山通り、上海ならならさしずめ南京路に当るだろう、中心街区の更に中心、Heart Of City Centerにはビトン、プラダ、ブルガリ、その他世界のブランド店がぐるりと店舗を構えている。客足は殆ど見えないが、1日2-3人が40-50万の買い物をすれば、直ぐに月4-5000万位の売り上げになるだろう。GDP世界第2位の国のお金持ちは、今や世界のブランドショップの上得意だ。

この街は証券でも有名だ。上海市場が海外に門戸を開く以前からこの街の深圳証取は国際化されていて、中国巨大企業の株式売買もされていた。今は上海の自由化が進み、取引の比重は上海に移り、上海と香港、二つの巨大市場に挟まれたこの街の輝きは失われつつあるが、それでも巨大な国内市場を扱う有力な市場となっている。前方に見える超高層タワーや、多くの最新ビルの中にはそうした金融、証券の企業がオフィスを構えているに違いない。それ等光り輝くビル群、ブランド店を遠目に身ながら、ゆっくり駅に向かって緑濃いプロムナードを歩いて行った。



この街の中心部、銀座4丁目にやってきた。デオール、カルチエの看板が見える。
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こちら側はプラダだ。
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ああ、この超高層ビル、保険か金融か証券か・・
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こちら側にも又世界のトップブランドが集まっている。
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何ていう街だろう・・、東京以上だ。
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一地方都市に過ぎない深圳。この繁栄は一体どこから来ているのだろう。
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うーん、見上げる高さだ。
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