ちゃおチャオブログ

日々の連続

薩摩・大隅の旅(19)朝焼けの桜島。

ワシントンホテル8階のレストランからは、少し斜めになるが正面に桜島が見える。これから陽が昇るところだ。
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ああ、丁度良いタイミングでレストランに来た。
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桜島の向こう側が赤く燃えだしてきた。
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このタイミングでご来光を眺めることができるとは!
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鹿児島の人々は毎朝こうして朝日を拝むことができるのだ。
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さあ、間もなく日の出だ。
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鹿児島は桜島と共にある。大体市内のどこの場所からでも桜島を見ることができ、家庭によっては朝雨戸を開けると目の前に山が飛び込んで来る。朝の山肌、日の出、笠雲、等々を見て、今日1日の天候を予測できるかも知れない。煙が棚引かない日は穏やだ。少なくとも今日1日降灰による車の掃除、洗濯物、ガラス掃除は省かれる。昨日照国神社の前の歩道で偶々道を聞いt近所の主婦も言っていた。ここ数年、桜島も大人しく、灰を降らせない日が続いて助かっています、と。旅行者にとってはモクモク煙を噴き上げ、時には間欠泉のように火を噴き上げたり、灰をまき散らす、そうした荒々しい山の姿を内心期待するかも知れないが、この町に住む生活者に取っては今のような穏やかな山が最上だろう。

ワシントンホテルの朝食レストランは8階にあり、少し斜めになるが桜島が正面に見える。今日はレンタカーを駆って佐多岬までの長躯200キロを走らなければならない。レンタカー会社は8時にオープンだ。レストランは7時に開く。開店直後に8階レストランへ行き、早目に食事を済ませ、8時までにはレンタ会社へ行きたい。窓際に席を取ると、丁度これから朝日が昇るところだ。桜島はまだ日の出前で、やや黒ずんではいるが、黎明の明かりで、その黒さも徐々に薄れてくる。と、丁度山頂の辺りから太陽が昇って来る。日章だ。こんな場所で桜島のご来光を拝見できるとは! ラッキーだ。朝食を食べるのも忘れ、飽かず眺める。この日の出を見れたことだけでも鹿児島へやってきた価値はある。

たっぷりと朝食を食べ、ゆっくり甲突川の沿ってレンタ会社へ向かう。この甲突川は市の真ん中を縦断して錦江湾に注ぐが、市中を流れる川だけあって、遊歩道が綺麗に整備されている。この遊歩道公園の中には西郷その他の藩士が若い頃勉強した藩校を復元したものや、大久保や西郷の生誕地もある。遊歩道入り口には大久保利通のモダンなフロックコート姿の銅像も建っていて、流石に大久保卿、近代日本の夜明けを象徴するような銅像だ。レンタ会社は維新ふるさと館の川の反対側にあり、丁度今しがた事務所が開いたようだ。運転しやすいホンダの軽を借りて、先ずは垂水へのフェリー乗り場に向かった。



ご来光、日章だ!
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朝日を見ると、人は大概幸せな気分になってくる。
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錦江湾の反対側、開聞岳も山の向こうに頭を出している。
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朝食をたっぷり食べてレンタ会社に向かう。
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レンタ会社は中央駅前の甲突川近くにあり、その遊歩道の入り口に建つ大久保利通像。
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川沿いは綺麗な遊歩道に整備されている。
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川沿いにある維新ふるさと館。レンタ会社はこの川の反対側にある。
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