ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(7)ホテルにチェックインし、街の中心カタルーニャ広場へ。

地下鉄 Parc Nou の駅を出ると、駅前には小公園があった。ここを「Parc」と言っているのか?
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公園には紫の花が満開だった。ジャラカンダだろうか・・。綺麗な花だ。
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駅から3-4分の場所に今晩のホテル「Centre Esplai Hostel」があった。 
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ここは明日の早朝便の為に空港に近い場所としてHISのネットで予約した。現地スペインのミキトラベルが手配しているようだ。
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8人部屋のシングルユースなのだが、部屋に何もなく、何か研修センターのような感じだ。
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地下鉄駅は空港から2つ目だから、乗っていても5-6分だ。乗客が意外に少ないのは、たまたまこの時間に到着した飛行機が無かったからなのか・・。しかし後で数回この路線を利用したが、この空港線はいつもこんな感じで、乗客は少なかった。

改札はすべて磁気カード式で、自動化されていて、駅構内には駅員は見当たらない。日本では改札の横に駅事務所か、駅員のコーナーがあったりして、道先案内とか、危険の配慮をしているが、バルセロナではそういう駅員は全くいない。電車自体も運転手はいなくて、どこかのセンターのモニターでコントロールされた自動運転で、従ってホームにもドアの開閉をウオッチする危険防止の駅員も全くいない。いわば、駅自体が無人の駅なのだ。この点に関して言えば、バルセロナの地下鉄は日本よりも格段に進んでいる。

さて、教えてもらった「Parc Nou」で下車するが、ホームにも改札にも駅員がいないので、ホテルの場所を聞きようがない。改札は前と後ろ2か所にあって、大体どちらの改札を出たらよいのかも分からない。その代わりになるのか、所々案内掲示板が出ていて、その掲示板を見て、アドレスを頼りに探し当てるしかないようだ。それがこの国の人々の生活習慣になっているようで、他人に頼らずが基本のようだが、自分にはどうも地図を頼りに行きつくのは苦手だ。

取り敢えずは当てずっぽうで後ろの改札を出て地表に出て、通りを歩いている人に尋ねることにする。地元の人なら通り名を聞いただけで、いや、言葉が通じないので、ホテル予約票のプリントを見せてアドレスを示すだけなのだが、地元の人なら直ぐにも分かるだろう。案の定、2-3人の通行人に聞いて、直ぐにも言い当てられた。スペイン人は案外親切だ。自転車の青年なども自転車を止めて頭をくるくる回して、多分東西南北の確認をしているのだろうが、一生懸命考えて教えてくれる。これだけでもスペイン人が好きになる。

この駅名「Parc Nou」からすると駅の近くには大きな公園でもあるだろうと、教えられた道順を歩いていくと、確かに公園はある。が、それ程大きな公園ではなく、日本のゲートボール広場を大きくした程度の公園だが、このことを「Parc」と言っているのか? まあ、それは別にしても、紫の街路樹が今沢山の花を咲かせていて、実に綺麗だ。ジャラカンダの花のようだが、はっきりは分からない。日本の青桐は5月ごろに咲くが、花の感じは似ているようである。公園の横のベンチにはお年寄りのお婆さん数人が座り込んで、何やら井戸端会議をしているようだ。年寄りが集まって暇つぶしをしている様は日本と変わらない。

ホテル「Centre Esplai Hostel」は駅から歩いても3-4分の分かりやすい場所に場所にあり、その途中に「Bar」など2-3軒あって、人の出入りもしているが、お腹は空いてはいるが、取り敢えずは先にチェックインしてから、ゆっくり昼飯にしよう。「Hostel」は大きな研修センターのようなホテルで、3階建てながら随分大きな建物だ。これだけ大きなホテルだから通りの人に聞けば、誰にも分かる筈だった。

案内された部屋は2段ベッドが4台置かれた8人部屋だが、Single Useの予約だから、この随分広い部屋を一人で使用することになる。と言っても、部屋にはテレビも冷蔵庫もなく、あるのはトイレとシャワーだけだ。まあ、一晩だけだから、この部屋でも良いだろう。ベランダの外に大きな公園があるようだ。「Parc」と言うのは、ここを指していたのか・・。

お腹が空いていたので、リュックを部屋に置いて、直ぐにも外の「Bar」に昼飯を食べに行く。スペインでは食堂が「Bar」になっていて、大したものは置いてない。と言うか、殆どがサンドイッチだけだ。「Restaurant」とは多分高級な場所で、テーブルクロスも敷いてあって、アペリティフ、ワインから始まって、コースでの料理を取る場所を意味するのだろう。

駅の手前に1軒「Bar」があって、その店の小母さんはアジア系の顔をしていたが、多分中国人だろう。向こうもこちらの顔をいぶかしそうに見ていたが、サンドを食べ終え、支払いをする際に「ハポン」と言ってやったら、ニコリと笑顔を返してくれた。こんな場所にやってくる日本人など殆どいないに違いない。サンドと一緒にビールを頼んだら、小皿にどっさりとオリーブの実が出てきて、実に美味しかった。スペインに来たなあ、との実感を覚えた。さて、お腹も満ちた。取り敢えずは地下鉄に乗ってカタルーニャ広場に行ってみよう。



ベランダの外には大きな公園が広がっていて、そこを「Parc」と呼んでいるのか?
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駅の前に「Bar」があって、そこで昼飯を食べる。店にはサンドしか置いてない。だが、案外美味しかった。ビールのつまみ出たオリーブの実が、実にスペインに来た、を実感した。正面に地下鉄駅に降りる階段が見える。
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昼を食べ終え、地下鉄でこの街の中心、カタルーニャ広場へ向かう。電車の中では即席の弾き語りでギターでスペイン民謡を歌っていた。
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途中で一度乗り換え、カタルーニャ広場へ。乗り換えを入れても30分も掛からない。
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カタルーニャ広場。この街のヘソのような中心広場だ。
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