ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(16)Vuelingでイベリア半島を横断し、サンチャゴへ。

朝日に送られ、バルセロナ空港を離陸する。
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右手前方にバルセロナ市街地と地中海が見える。
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機は一旦海上に出る。眼下はバルセロナの海岸線だ。殆ど直線になっている。
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今日は曇り空で視界が開けない。
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コーヒーをお願いしようとメニューを見ると、日本のお菓子が出ている。KitKatだ。
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ここで日本のお菓子を食べることもないので、コーヒーと多分イタリアのSVROCCHIをお願いする。案外口当たりの良いお菓子だった。
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バルセロナ空港は市の南郊の海岸に近い場所にある。街からは比較的近い場所にあり、当方、空港近くのホテルに泊まったので、空港には30分も掛からずに着いた。出発便は6時半、漸く地中海から昇って来た朝日に見送られ、バルセロナを離陸した。向かう先は約1000キロ先のイベリア半島を横断した、丁度半島の反対側、大西洋に面したサンチャゴだ。ここには古くから有名な教会があって、この街の正式な名前、サンチャゴ・デ・コンポステーラはそこから由来している。

機は一旦洋上に出て、大きく左旋回して、半島の上空を横切って行くが、安定飛行に至るまでの上昇時、機の下には、すっきりとした、直線状のバルセロナの海岸線が見え、静かな地中海、更に案外こじんまりとしたバルセロナの市街地、それを取り囲むようにしてなだらかな丘が見えてくる。更にその丘の先には、峻険なピレネー山脈が見える筈だが、今日は雲が掛かっていて、下界は見えない。残念だ。

コーヒーでも頼もうとメニューを見ていると、何と、KitKat! MIKADO! 日本のお菓子ではないか! 驚いた。これがアジアの路線ならいざ知らず、欧州の片田舎のしかもLCCの機内で、日本のお菓子に会えるとは思わなかった。こんな所で日本のお菓子を食べることもないので、欧州、パスタの名門イタリア産と思われるSCROCCHIという大麦か小麦で作られたクッキー様のつまみをコーヒーの供にお願いする。結構美味しいクッキーで、こんなのをお土産に持ち帰ったら、喜ばれるに違いないと、袋を捨てないで取っておいた。しかし、これは後のことになるが、旅行中何回かスーパーに立ち寄ったが、どこの店でも見つけることができず、結局買えずしまいに終わってしまった。

相変わらず窓の外は雲の上。ピレネーアンドラバスクの山なみを見たいと思っていたが、今日は無理だ。コーヒーを飲み終え、外を見ていると機は徐々に高度を下げ、右手に低い山なみが見えてきた。人家の少ない山中のようだが、山はそれ程高くはなく、もうピレネーは通り過ぎた筈だ。サンチャゴも山の途切れた端の方にある街だから、それに連なる山里かも知れない。段々陸地が近づいてきて、高度を下げると、山の中にあるサンチャゴの空港に着陸した。



機は相変わらずの雲の上で、期待していたピレネーを見ることはできなかった。
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暫くすると眼下に陸地が見えてきたが、もうピレネーは通り過ぎて、サンチャゴ近くの山なみのようだ。
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人口の少ない過疎の山間部と言った感じだ。
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半島とはいえ、案外広々とした平原が広がっている。
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時間的にも間もなく着陸だ。
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サンチャゴ、これから自分にとっての巡礼の旅、第一歩が始まる。
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