ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(33)ビーゴ(Vigo)へ。

昨夕は宿舎の部屋で少し休み、夕食の為、町中へ出る。
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この国ではもうサンドイッチが慣れっこになってしまった。
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今日はポルトガルポルトに泊る予定だが、取り敢えずは国境の町ビーゴまで行く。Seminario Menorの看板がある。ここともこれでお別れだ。
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駅への途中、貝殻のマークに気が付く。
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ホタテ貝は巡礼者の道しるべだ。
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猫の道しるべ? こんな所にも三毛猫がいる。日本の三毛猫と変わらない・・。
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昨日は朝一番の飛行機でバルセロナからサンチャゴデコンポステラにやって来て、キリスト教大巡礼地の一つ、聖ヤコブの遺骸を祀るカテドラル、サンチャゴ大聖堂へお参りし、午後は隣町パドロンへ足を延ばし、夕刻宿舎へ戻って来た。丘の上の宿舎からの眺めは良く、「領主の館」に相応しい眺望が楽しめた。

部屋で一休みし、夕食の為外へ出る。このセミナリオの地階には大きな食堂があって、セルフサービスで安く食べられるのだが、それでは味気なく、外へ出ることにした。外と言っても丘の上だから周囲には食べられるような場所はなく、丘を下って、今朝空港からシャトルバスで到着したバスセンターの方角に向かって歩いて行った。大聖堂に近い方角であり、バールも幾つかあった。

大聖堂へ抜ける路地の手前のスクエア、ちょっとした広場の一角に外テーブルのバールがあり、もう既にこの国では慣れっこになったサンドイッチで、質素な夕食とする。ちゃんとした料理はレストラン、この国では「タベルナ」と呼んでいるが、そうした店でないと、調理した料理は食べられないみたいだが、そうした店には一人では入りずらい。どうしても簡単に食べられるサンドイッチになってしまう。

前々日はアブダビ・ローマ経由の深夜便でバルセロナへやって来て、昨夜から今朝に掛けても4時起きで、この2日間十分な睡眠が取れていない。食事を終えてから真っ直ぐ宿舎に戻ったが、そうでなくてもこの町ではバール以外に楽しむ場所はない。誰か友人知人とバールで酒を楽しむならいざ知らず、独り身なのだから、ホテルに引き上げるのが一番だ。

そんなこんなで昨夜は早々とベッドに横になり、今朝も早目に目を覚まし、朝のシャワーを浴びて、駅に向かった。昨日一度歩いている道だから迷うことはないが、今朝気が付いたのは、道路の所々に掘られているホタテ貝のマークだ。これは巡礼路を示すマークで、このマークに沿って歩いて行けば、巡礼路を違えることはない。そんな貝殻マークを見ながら駅に向かって歩き、7時半発ビーゴ行の新幹線に乗車する。

朝の時間帯なのか、昨日の新幹線はガラガラだったが、今朝のビーゴ行はほどほどの乗客で、途中の駅で降りたが、学生も多い。同じ新幹線の箱だが、走っている線路が違っていて、昨日走った線路が並行して右側に見える。日本と同じように、スペインでも新幹線を導入するに際し、新たに線路を作ったのだ。

朝もやの中に大きな川が見えてくる。砂州のような河原も広がっている。昨日パドロンの街中で見たサール川の下流かも知れない。人の気配のしない、自然のままに残されたような川だ。・・精ヤコブはこんな場所に流れ着いたのか・・。鉄橋を渡り、小さな町の駅に止まり、何人かの乗客が乗り降りし、次に右手に大きな湾と人口密集地、港湾にあるクレーンのようなものも見えてきて、終点ビーゴ(Vigo)に到着した。サンチャゴからの乗車は丁度1時間だった。



今朝のビーゴ行の新幹線は、昨日と比べ随分と乗客が多い。
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新幹線に合わせ、新たに線路を建設したのか、スピードも速い。
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ああ、大きな川を渡る。これは昨日見たサール川の下流域か・・
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本当に人気のない、自然のままの景観だ。
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乗車して約1時間、間もなくビーゴ(VIGO-URZANO)に到着する。
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