ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(45)ドンルイス1世橋からの眺め。

ドウロ川上流の渓谷はワインの名産地。対岸には多くの有名ワイナリーがある。
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下流の数キロ先には大西洋だが、ここからは海は見えない。
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橋はポルト旧市街の丁度真上に架かっている。
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これから1艘のクルーズ船が、川上航行へ出航しようとしょている。
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相当高い位置だ。ここから身を投げたら、ひとたまりもないだろう。
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ポルトのドウロ川に架かるドンルイス1世橋。相当高い場所に架かっているが、川面からはどれ位の高さだろう、100mは越えているだろう。今年の春先、三浦半島先端の城ケ島大橋を徒歩で渡ったが、その時も海面から相当高いと思ったが、ここポルトの橋はそれ以上あるだろう。それだけこの渓谷の切れ目が深いという事だが、現に川面を航行するクルーザーもここから見ると小さな小舟にしか見えない。高所恐怖症の人間には、とても橋の上には立てない高さである。

そんな高さもあり、傍らを轟轟通り抜ける高速電車もあり、又、対岸までは凡そ1キロ近くもあって、この橋を渡り切るのは大変で、ほぼ途中位まで行って引き返すことにした。数日前のTakaさんからのコメントで、彼女がこの橋を渡り対岸のワイナリーへ行って、ポルトワインの試飲をした、と書いてあって、結構大変な冒険をしたもと感心したが、その後のコメントで、この橋は下から見上げて、対岸へはボートで渡ったと、修正のコメントが出ていたので、成程、さもありなん、と理解した。当方、年老いたとはいえ、100名山の男、その自分が渡り切るのは大変と思ったのだから、自分よりも年上のTakaさんがそれを成し遂げたのは立派だと一時は思ったが、それは間違いだった。

電車の軌道敷は5m幅程度のもので、遊歩道と軌道敷との間には柵もなにもないから、橋の左右へは自由に行き来できる。現に橋の左側に移ってドウロ川の上流を眺め、上流に架かるもう一本別の鉄橋を眺め、更にその先の渓谷、ポルトワインの故郷を眺めたが、その渓谷は靄のようなものでぼんやりとしか見えなかった。

再び右側に戻り、橋の下を眺める。旧市街の中心部、先刻のエンリケ航海王碑の広場などごく小さく見える程度だ。河港の波止場などは、もう細部は分からない。これから又観光クルーズ船がどこかへ向けて出航しようとしている。この先数キロ下った先には大西洋もあるのだが、ここからはそれも見えない。河口はリスボン同様に天然の良港になっている筈だが・・。

橋の上から眺めるポルトの統一された赤瓦、良く見るとそれは赤ではなく橙色、濃いオレンジ色をしているが、統一されて見事なものだ。これ自体が世界遺産に登録されてもおかしくない統一美だ。家の大きさ、屋根の形、傾斜や向きは個々に見えれば異なっているが、全体から見たら見事に統一されてハーモニーを奏でている。行政の指導があったのか、ポルト市民の暗黙の了解で、この色合いに統一されていったのか・・、黒部の街並みの統一された黒瓦を見るような気持ち良さを感じた。



ポルト町は赤瓦で統一されている。
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綺麗な家並みだ。
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ああ、カッター、カヤックのレジャー客も見える。
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高台に見えるのはマンションかワイナリーか・・
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高台に見えるのはマンションかワイナリーか・・
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