ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(57)コインブラ大学に登頂!

黒マントを着たコインブラ大学生が説明していた教会は旧大聖堂だった。
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大学への本道は左手に登って行くべきだったが、間違って、人通りの全く途絶えた右手の裏口に向かって登って行った。
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教会からは5-6分、漸く丘の上の大学キャンパスに登頂した!広々とした仲庭はすべてタイルで敷き詰められていた。
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大学の創始者なのか、ギリシャの哲学者なのか、キャンパスの中程に立っていた。
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ここが大学本校だ。
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ポルトガルの町はどこも坂が多い。まだリスボンに行っていないが、7つの丘を持つ街と言われている位だから、当然坂も多いのだろう。今まで回つて来た町、サンチャゴはスペインとしても、丘陵地に開かれた町で、当然あちこちに起伏や坂があった。ビーゴやポルトの港町は、山や丘陵が港のある平坦部まで迫って来ていて、当然、坂の町だ。ここコインブラは丘の上に大学が出来て、その大学を中心にして町が発展してきたのだから、町はその100m程の高さの丘を切り開いたテラス状の街並みになっている。

そんな坂道をリュックを背負って登って来たのだから、一苦労だ。漸く大学間近の小広場に人だかりがしていて、黒マントを纏ったコインブラ大学生の説明に聞き入っていた観光客の一団が見入っていた古めかしい教会は、旧カテドラルで、新カテドラルが丘の上の大学構内に建設される以前、ここがこの町の聖堂となっていた。丁度この教会のベンチ、長椅子に腰掛け、ここまでの疲労回復ができたことは良かった。再び又坂道を登って行く元気が出てきた。

ここで道を間違えてしまったのは、本来の大学道、大手道はこの教会の左手を進んでいくのだが、左手の小径は人も多く、ざわついていて、静かな右手の小径を選んだのだが、ここから先、人の流れはばったり途絶えてしまった。どうも道を間違えてしまったようだが、いずれにしても大学は丘の上にあり、道路は上に向かって上がって行くので、間違い路であっても、大学に行きつくことは違いない。小径の両側の建物は、日本流で言う処の学生寮、大学関係者のアパートなのか、そういった生活臭が窺えた。

旧カテドラルの教会から人のいない小径を歩いて5-6分、漸く大学の裏門というか、非常口というか、人一人がくぐり向けられるゲートに着いた。ああ、漸くこれで登りは終了だ! 丘の上の大学に着いた喜びよりも、ここから先、これでもう登山はしないで済む、という喜びだった。リュックの重さと言ったら10キロもない、精々5-6キロ程度と思うが、久しく山登りをしていない、足腰には相当にこたえた。裏口入学ではないが、裏ゲートからひっそり入り、タイルが敷き詰められた広々したキャンパスの端にリュックを置き、先ずは腰を下ろし、構内を見渡した。矢張り、デジャビューは無かった。



キャンパスのすぐ下には、今登て来た裏小径のアパートなどが見える。
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遥か眼下にはモンデゴ川が見える。
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川をバックに記念写真を1枚。
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さて、これから大学を見て回ろう。
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随分と広大なキャンパスだ。
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