ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(60)リスボンまでの車窓風景。

コインブラB駅には乗り換え客様に立食のキオスクなどもある。
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間もなくリスボン行特急が入線してくる。
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コインブラを出ると直ぐにも田園地帯になる。
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赤茶けた乾燥地帯のようだ。
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皆、所得の高そうな住宅が続く。
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丘陵地には果樹園が広がっている。
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コインブラB駅でのリスボン行特急は約40分の待ち合わせ。コインブラ13時57分発、リスボンまでは凡そ2時間弱、料金19.20ユーロ、約2500円。日本のJRの約半分程度の料金だ。ホームには待合室もあり、立ち飲みのキオスクもある。乗り換え客が利用するのだろう、ワインなども出されている。もっともこちらではワインの方が水よりも身近な存在だから、何十種類かのワインを置いてあるのは当然のことかも知れないが。当方昼間につき、アルコールは控え、コーヒーにした。スペインでもポルトガルでもコーヒーは安くて美味しい。もっとも日本でも今ではコンビニで100円コーヒーが出されていて、安くて手軽に飲める時代になってきてはいるが・・。

コーヒーを飲み終え、待合室で暫く待っていると、リスボン行特急がやってきた。ほぼ7割ー8割の乗車率。運行効率は中々良い。スペインのRenfe程のスピード感はないは、これはこれで、昔の日本の新幹線が出来る前の特急列車のような感じで、中々快適だ。コインブラを出ると、列車は田園の中を走行するが、ポルトコインブラ間で見たような大西洋の海岸線は見られない。

日本の田園風景は田んぼや田畑が多いが、ここポルトガルでは、殆どが波打つような丘陵地を開発、開墾されたブドウ畑、果樹園が多い。傾斜地で水はけの良さを利用しているのだろう。殆どが乾燥気味の土地で、赤茶けた地面がむき出しになっている土地も見られるが、灌漑は行き届いているようだ。高い山が沿線になく、山の森林は見られないが、隆起した小山もまばらな灌木程度しか自生していない。イベリア半島の西側に位置していて、雨が少ないのだろう。

そうしたブドウ畑の中に、住宅が点在している。ビーゴからポルトへ来た時に高速道の沿線に見えた田園の景色と似ている。同じ文化圏、ブドウや果樹を主体にした近郊型農業のようで、所得も高そうだ。裕福かどうかは外観を見ただけでは判別できないが、見た限りでは生活に余裕はあるようだ。日本と同じように、こうした地方の田舎から子供が育ち、リスボンポルトの大学に出て、或いは世界に羽ばたいていくのか・・。平和な家庭があってこそ、そうしたことも可能になる。通過する駅が多くなり、小さな町も増えてきた。リスボンに近づいてきたのだ。



ああ、この辺はブドウ畑か・・
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灌漑が行き届いているのか、緑の丘が広がっている。
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高い山は見えず、なだらかな丘陵が続いている。
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ああ、このシートは何を栽培してるのだろう。
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広い土地で、地味は越えているようだ。
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何だろう・・。小麦の苗なのか・・。
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