ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(80)シントラを下る。

シントラ・ペール宮殿からもう一度眼下を眺め下山する。
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デズニーもここも、一度来れば十分だろう。
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高台からの眺め。記憶に残るだろう。
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最後の城門を潜り抜け竜宮城を出た。
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王城前の広場は相変わらずの人出だ。
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20分ばかりのペーナ宮殿の観光を終え、このシントラの王城を下ることにした。特別忙しい日程ではないが、明日のコルドバ行き高速バスの出発時刻なども調べて置く必要がある。隣の国同士の一番近くの都市同士だから、バスも頻繁に出ているに違いない。インドシナ半島では小さな国が隣り合っていて、バスでの都市間の移動はそれ程不便を感じなかった。ここは欧州なのだからもっと効率的にシステマチックに運行されているに違いない。このお城で見るべきものは円形広場からの189度の景色とちょっとした礼拝堂位だ。それももうざっと見たので、そろそろ下山しよう。

高台の出っ張りの見晴らし台付近からもう一度眼下の平原と大西洋を眺め、下山は登って来た山道とは違うルートを選んで下り降りた。お城の下の森林は、自然遊歩道、Nature Adventureのような小径が幾つか作られていて、単にお城を見るだけでなく、ここまでやってきた人々を自然の景観の中で楽しませるような工夫もされている。リスボンからやってくる人は、1日この周辺で自然に触れることができるようになってるのだ。

ポルトガルは大体が地中海性気候の乾燥地帯が多く、昨日もポルトからの列車の中で果樹園以外の赤茶けた土地が大きく広がっている光景を眺めtが、アジアや日本のモンスーン地帯と違って、大樹が茂る森林を見る機会は少なかった。だが、ここシントラの森林は見事だ。育林というか森林保全というか、歴史的観光地を自然のままで残して行こう、とする行政府の努力があるのだろう。人々の勝手に伐採等を許していたら、朝鮮半島や中国のように丸坊主の山になり、終いにははげ山から不毛の山になってしまう。日本にはあちこち各地に美林があって、幸せだ。このシントラの深い森を歩くと、そんな日本との共通項を感ずることもできた。

再びシャトルバスに乗ってシントラ駅前の最初のバール前まで戻り、駅までの数十mを歩く。この世界的に有名なシントラ駅前でも、日本のような門前町を作るでもなく、土産店にしても数店、キオスクのような小さな店が申し訳程度に店を出している位で、観光地へ来ての欧州人と日本人や中国人との違いを思わせた。いずれにしても売られている土産品は、大半がMade In Chinaだろうから、欧州の人々はそんなことも分かっているからか、キオスク等見向きもしないで、すたすたとそのまま改札へ向かって行った。自分も冷やかしても意味なかろうと、一緒に改札へ向かった。



帰りも又森の小径を通って下山する。
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沢山のグループ客だ。どこから来ているのだろう。
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鬱蒼とした深い森は気持ち良い。
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リスボン行帰りの電車は日中の時間帯なのか、ガラガラだった。
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途中停車駅の駅前駐車場。通勤客、買い物客はここへ車を止めて、リスボンまで出かけるのか・・。
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