ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(97)フィエスタ! セビリアでのパレード!

スペインでパレードを見るのは初めてだ。
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丁度良い機会に出会えた。
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善男善女、皆一張羅で着飾っている。
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この街の古い仕来りに則って、厳かに行進している。
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大通りに面したレストランで食事をしていると、外から賑やかな音楽が聞こえてきて、人々のざわめきも感じられる。急いで食事を終え、外に出てみると、これからパレードが始まるのだ。いや、もう既に始まっていて、先頭集団は既に通過している。前裁き、前触れ、陣笠やり持ち陣太鼓、この国では何と呼ばれているか知らないが、これから始まるパレードに先立って、通りの人々にふれ回っているようだ。大きな楽器を打ち鳴らし、路上をおどけた仕草で練り歩く。「これから本番が始まるぞ! みんな集まれ!」と言った感じだ。

ここは先刻の銅像広場とセビリア駅を結ぶ大通りで、先ほど看板を見た日本食レストランYAMAZaKIもこの通りに面してある。パレードは市のこのメインの大通りを練り歩くのだ。丁度良い時間帯に丁度良い場所で食事していたものだ。大勢の観光客、街の人々と一緒にパレードがやってくるのを待つ。今日は一体どんなパレードがやってくるのだろう。

見ていると煌びやかな祭り衣装に着飾った男女の踊り子達が晴れ晴れとした表情で行進をしている。何のお祭りか分からないが、スペインは伝統的なカトリック国、キリストに関わる古い慣習、祝祭がいろいろと残されているに違いない。こうしたパレードも何百年に渡って受け継がれてきているに違いない。観客の関心が高まってくるその先に、大きな豪華な山車がゆっくりとやって来た。日本の祭りは神社の山車を引いて、氏子が練り歩くが、ここでは多分キリストに関わる祭神だろう。マリア様かパウロ様か・・。

豪華な飾りと身形、衣装。京都の祇園祭りが西洋由来のものと言われているが、特にその豪華なコブラン織りの緞帳などを思うと、洋の東西は異なるが、何か、祭りに掛ける共通点のようなものを感ずる。ありったけの財産、思いっきりの散財。今日のこの祭り日に1年間働き貯めたお金一切を使い果たし、華麗に豪華に着飾る。1年に一度の贅沢、いやある者にとっては、一生に一度の夢のフェスティバルかも知れない。そうそれは形態は全く異なるが、ブラジル、サンパウロのサンバ、青森ねぶたにも通じるものかも知れない。良いパレードに出会ったものだ。



ああ、騎馬のカバレロもいる!
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前方から本隊がやってきた。どんな御神輿だろう・・
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ああ、随分豪華な祭神だ。
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キリスト教の祭礼か・・
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観光客も一緒になって見取れている。
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偶然にも、良い出し物を見ることができた。
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