ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(102)コルドバのメスキータへ。

ローマ門の内側は小広場になっていて、土産店などもある。日本やアジアと違って、店は静かだ。
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ローマ時代の記念碑。
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坂を登って行くと、右手に大きな塀が見えてきた。ああ、これはメスキータだ。
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そうだ、アルカサルへ行く前にここに寄って行こう。
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イスラムの模様なのか、随分豪壮な外壁だ。後で分ったが、この壁は建物の一部だった。
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これはイスラムを追放した後のキリスト教徒の装飾だ。
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コルドバには主に3か所の観光見所がある。その一つはこれから向かおうとしているアルカサールで、他の二つはメスキータとユダヤ人街。グアダルキビル川の一本内側の住宅地の道路をアルカサルに向かって歩いていたら、左手に川に架かるローマ橋が見え、行きがけの駄賃ではないが、先にこの橋を見てからアルカサルへ行くことにした。ローマ橋を見て、その前のローマ城門を見、スタイル抜群の案内嬢を見てから坂を登って行くと、右手に大きな壁で囲われた一角がでてくる。

ああ、ここはメスキータだ。元イスラムの王様の王宮。こことアルカサルは一体になっていて、メスキータは王宮で、アルカサルは王様の庭苑だ。二つはセットになっている。時間もあるし、道順からしたらメスキータを先に見て置こう。壁に沿って歩いて行くと、入場口がある。入場口は幅3m程の狭いものだが、壁で囲まれた中の中庭は広々とした緑陰になっている。周囲の壁と見えたには、単に外壁ではなく、建物の一部になっている。日本のお城の長屋門を大きくしたようなもので、外壁を兼ねた建物で中庭が守られている。今は単に緑地公園のような広場になっているが、嘗てはこの空間にもいろいろな建物が建っていたに違いない。日本のお城の本丸広場、或いは三の丸広場のような感じなのだろう。

広場の一隅に高い塔が見える。これはミナレットだ。ここメスキータは、最初はイスラムの王により建設され、その頃建築されたミナレット、即ち、高い塔の上から1日6回コーランを朗々と奏でるための塔なのだ。同じような党派セルビアにもあったが、後年、そのミナレットキリスト教の鐘楼に変えられ、ヒラルダの塔と呼ばれているが、ここコルドバでは、特別の名前は付けられていないようだ。いずれにしても、時間があれば、塔の上にも登ってみよう。先ずはこのメスキータの嘗てのモスク、その後のキリスト礼拝堂に入ってみよう。



中は広い緑地公園のようになっている。
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外壁と思ったのは中庭から見ると建物の一部になっている。
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中庭には今は樹木が茂っているが、以前は、いろいろな建物があったのだろう。
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中庭の一隅に塔が見える。これはモスレムのミナレットだ。
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さて、塔に登るか、先にモスクを見るか・・、どっちにしよう・・。
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