ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(107)コルドバのアルカサールへ入る。

メスキータを摂り過ぎると、アルカサールの外壁が見えてきた。
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どことなくスペインではないような南国的な空間だ。
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いやー、これは垂直のすごい巨大な外壁だ。
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セビリアとは違った、又別の感動を覚える。
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どこが入り口だろう・・。
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ああ、この奥に入り口がある。
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ほんの一人二人が入れる入り口を通ると、別世界が広がっている。ローℳ時代の遺跡もある。
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中庭は果樹園になっている。
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如何にも沙漠の王様が好みそうな緑樹だ。
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アルカサールがこの街にもあった。昨日セビリアのアルカサールを見てきたが、ここコルドバにも同じようなイスラムの庭苑がある。イスラム勢力は当初イベリア半島のほぼ全域を支配下に置いていたが、今回の旅行で既に見てきたように、先ず最初に半島の最北部、サンチャゴデコンポステーラから追い払われ、次いでポルトリスボンポルトガル全域から排除され、どんどん退潮を余儀なくされ、遂にはコルドバのこの地をウマイヤ王朝が死守するに至った。

セビリアコルドバも元々はイスラムの城塞で、その後この地をイスラム勢力から解放したクリスチャン騎士王が、嘗ての城塞からイスラム風庭苑に造り変えた。スペイン語で「アルカサール」の意味は分からないが、「カサ」の意味が「家」であるから、何となく「イスラム風の庭苑」というイメージは湧いてくる。

メスキータを取り越した先にどこか南国風な広場、ヤシの大木が自生したりして、ここがスペインと言うよりか何かアフリカ大陸のどこかの土地と言った感じのエキゾチックな空間広場が現れ、その奥に赤茶けたレンガ造りの城壁が見える。巨大な城壁だ、アルカサールだ。暫く外観を眺め、中に入る。入り口は本当に狭く、人二人が並んで入れるかどうか位の狭い入り口だ。

その狭い出入り口を入ると、中は別世界の庭苑、城塞。昨日セビリアで見たのと同じような外の世界とは別世界の庭苑空間が広がっているが、こちらはどちらかと言うと城塞的機能がより勝っているようだ。先ずは城塞部分から先に見ることにしよう。イスラムとキリストの攻防がこの城塞を中心に何年、何百年続いたんだろうか・・。日本で言えば大阪城攻防戦のような策謀、陰謀の渦巻く攻防戦もあっただろう。この幅広の城壁の上を血みどろの兵士が阿鼻叫喚と共に、走り回っていたに違いない。



城壁の方から先に見て行こう。
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城外の古い街並み。遠くにグアダルキビル川も見える。
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オアシスのようなプールも造られている。
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沙漠の王様が好みそうな水辺だ。
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物見の塔も見える。
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狭間などもあって、将にここで戦いが行われていたのだ。
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この城壁の上を血にまみれた兵士が行き交っていた・・
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メスキータ(モスク)の塔も間近に見える。
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