鬼神が乗り移ったかと思われた栃ノ心。やはり彼も人の子。神の子ではなかった。13日目に正代に敗れ1敗、昨日は角竜にも敗れ1敗に後退。今日の千秋楽、角竜が白鳳に敗れれば、決定戦になった筈だが、白鳳敗れ、角竜が2場所連続の優勝となった。
最後まで土俵を沸かせた活躍。最終場面でちょっと躓いたが、来場所以降へ期待が持てる活躍だった。大関3場所で最短で横綱。あながち夢ではない。いつもモンゴル勢に席捲されている日本の相撲。白人の横綱が出るのも一興だ。
バンタム級の井上尚弥の強烈パンチが1ラウンドで火を噴き、試合開始後僅か数分で相手のチャンピオンをマットに沈める。相手は最初から戦意喪失。井上の強さが際立った。井上の必殺パンチ。これで3階級制覇を果たした。どこまで伸ばしてくか、彼の成長が楽しみだ。