ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(169)サラゴザまでの車窓風景。

山上の風車が途切れると、広々した草原が見えてくる。スプリンクラーが沢山ある!
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これから大きな川、エブロ川を渡る。
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アーバスも快調に飛ばしている。
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途中、キャリアーカーを追い抜くが、フランスからやって来たのか・・。
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豊かな田園が広がる。
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これから町の中のバス停に向かう
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スペイン語はどうもよく分からない。スペイン語スペルではZaragozaと書くが、言葉では「サラゴザ」と読むようだ。「Z」を「サ」と読むのかも知れない。「Alcazar」を「アルカザール」と読んでみたり、「アルカサール」と読むような違いがあるのかも知れない。だから結論から言えば「ザラゴザ」でも「サラゴザ」でもどちらでも正しいのだろう。しかしガイドブックには「サラゴザ」と出ているから、これからはサラゴザと呼ぶことにしよう。

日本人には余り馴染みがないかも知れないが、「サラゴザ」はスペインの中でも有力な都市の一つだ。確かどこかの王国の都だったこともあったと思う。イザベラ女王とフェルナンド国王がレコンギスタ前後の頃、国を彷徨っていたが、確か一時的に王都となったこともあったと思う。もしも旅行日程に余裕があったら、この町にも1泊したい位だった。しかし余り盛沢山でも食傷してしまう。程ほどがよい。今回は単に通過するだけにして、真っすぐバルセロナへ行くことにした。

サラゴサは大体がピレネー山脈の南の草原、平原の中にある。パンプローナ近くの採石場、それに続く山上の風力発電の風車の連続が途切れると、ピレネーの山並みもずっと遠くの方へ後退し。滋味の肥えた平原が広がってくる。この辺りを見るとスペインも大いなる農業国とも思える。多種多様な果樹、作物が栽培されているようだ。労働人口がスペイン人なのか、北アフリカからやってきた季節労働者なのかは車窓から見ている限りでは分からないが。

こんな光景を見ていると、農業は実に国の基本だと思えるようになる。いや、或いは逆かも知れない。国がしっかりしているから、農業、農地もしっかり耕され、美しく輝いている。戦争、動乱、災害などで国があれていれば、農地も荒れている。国破れて山河ありの風情だ。この国は農地を見る限り、国はまだ敗れていない。豊だ。マドリッドバルセロナパンプローナ等々の街中で見る青年も老人も気持ちは豊だ。人本主義。この国は、まだ猶人が中心の国家だ。豊かな農地、草原を見ていて、そう思った。前方に又料金所が見えていた。これを過ぎればサラゴザだ。



陸橋から町が見える。サラゴザなのか・・。
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新たな乗客が乗り込んでくる。
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豊かな平原だ。
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ピレネーの端が見え隠れしている。
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この辺りの人々は豊かであるに違いない。
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前方に又料金所が見えてきた。間もなくサラゴザか?
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