ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(183)バルセロナ港の人口島に渡る。

最後のヨットが外洋へ出ていくと、水路が閉じられてくる。
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分離された橋は再び1本の橋に結ばれる。待ち構えた人々の渡り初めだ。
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橋の上からバルセロナ湾の反対側の半島を見る。
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陸地側の丘も見える。あの丘の上から空中ケーブルが湾の上空を横切ってくるのだ。
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湾の真ん中にある中継支柱。
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バルセロナ港の湾内にお台場のような浮島のような人工島が造られているが、これは湾内の暴風からヨットを守るべく人工島として造られたようだ。この人工島に渡るための橋が架けられているのだが、それは内海で守られているヨットハーバーからヨットが外洋に出る際には、脚立かジャバラのように、橋が伸びたり縮んだりして、その都度水路を作る。

数隻のヨット、クルーザーがこの開かれた水路を通り抜けるのに凡そ10分。水路は再び閉じられ、架橋は1本の橋に結ばれる。グリーンのジャケットを着た港湾局の係員が一本に繋がった両方の橋の先端を手際よくボルト締めして、さあ、通行開始だ。小田急などで、藤沢行きと小田原行のそれぞれの車両が相模大野駅で連結が切られたり、又は結ばれたりして、駅員が手際よく車両の切断、連結の作業をしているが、丁度そんな作業を眺めている乗客の気分だった。

小田急では、連結作業が終了するとホームで待たされた乗客がそそくさと車両に乗り込むが、ここでも同様で、橋の両側で待たされた通行人は、橋が連結され、再び通行可能となると、待ってました、とばかり橋の渡り初めを開始する。橋脚は凡そ100m程。つい数分前までここが海の上だったのだと、不思議な気持ちで橋を渡る。どんな風景が見渡せるだろうかと、きょろきょろ左右の海を見ながら渡る人もいる。実際、こうした可動橋を渡るということは、殆どの人にとって、初めての経験に違いない。自分も僅か10m程の天橋立の回転橋を初めて渡った時にはそんな気分だった。

人工島に渡ると、それは当然のことながら、何から何まで人工的に造られた構造物だ。元々そこに自然に存在していたというものは全く無い。自然の岩とか暗礁とかを残して島が造られているのなら、この島が埋め立てて造られたのか、とも想像できるのだが、そうした自然物は一切なく、ここは海中に杭などを打ち込んで造られた本当の意味の人工島かも知れない。橋を渡った直ぐの正面に大きな建物があり、アミューズメントセンターのような、フードセンターのような建物になっている。正面のエスカレーターに乗って、取り敢えず2階へ上ることにした。2階からの眺めは更に良いだろう。



橋を渡った後、可動橋を見る。こうして見ると案外ほっそりしている。
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島は実際の人工島で、中央に大きな2階建て建物がある。正面にあるエスカレーターで先ずは2階に上ってみる。 
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を! UDON! 日本のうどん屋さんかなあ・・。
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2階はフードコートのようになっている。
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2階のテラスからバルセロナ湾を眺める。
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