ちゃおチャオブログ

日々の連続

7.13.(金・晴)ジョコの壁。総社、真備。

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ウインブルドンテニス大会、85年ぶりの4強を目差した錦織、再びジョコの分厚い壁を乗り越えることができなかった。ジョコとはこれで13連続敗退の記録を更新した。錦織にとっては、ジョコは絶対の鬼門。この壁を破って、門を開けなければ、4大トーナメントの優勝はない。
4強準決勝では南アの新人と米国の新人二人が対決する。南アでは90何年振りかに準決勝まで進んだとのことだ。二人とも2mを超える長身からのサーブが武器になっているようだ。柔道、姿三四郎、小よく大を倒す、の例ではないが、小もテクニックが秀でれば、大きな選手にも打ち勝つことは可能だ。後一歩の錦織、100年ぶりの大記録を打ち立ててもらいたい。

倉敷の真備町が今水害で大変だ。真備は昔の吉備真備の出身地。古くからの歴史ある町で、いつからか市町村合併倉敷市に組み入れられているが、まだ町名として残されているのが唯一の救いだ。昔の吉備の中心地。直ぐ隣は総社で、名前からして、全国の神社が集まった場所とも言われている。
古くから開けたここ吉備路。中国地方で一番古い古墳、造山古墳もこの辺りにあって、40数年前、車を走らせて、これ等の遺跡を見に行った。雑木林の中に埋もれるようにしてあったが、これ等の田園風景も今回の水害で大きな被害を受けていないか。
662年、白村江の戦いで日本軍は大敗し、2万人を超える戦死者を出したと言われる。その兵士の多くがこの吉備地方から駆り集められてきたという。奈良と出雲の中間に位置し、奈良朝に征伐された後発地域の悲哀だったのか。そう言えば、この近くに鬼ヶ城という山城もあった。
たまたま今回のこの地方の大きな被害ニュース報道に接し、40年前のことども、1400年前のことどもを思い起こすことになった。吉備路、吉備団子にもあるように、元々は豊かな土地なのだ。1日も早い復興を願う。

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