ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(206)ジュッセルドルフ経由帰国。

朝日と共にバルセロナ空港を飛び立った飛行機は、直ぐにも雲の上に出て、眼下の景色は見えない。
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残念だがこの天気ではピレネーもアルプスも全く見えない。
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機内サービスがないので、コーヒーを頼むことにした。2週間前のサンチャゴ行の際は、日本のキットカットが出たりしたが・・。
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コーヒーとマフィンで簡単な朝食代わりとする。
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ああ、ドイツの平地が見えてきた。
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ジュッセルドルフは重工業地帯と思っていたが、案外緑の多い土地だ。
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Air Berlinがドイツの航空会社だからということでもないだろう。過去2週間ポルトガル・スペインを旅行し、スペイン国鉄Renfeにも数回乗車したが、チケットには発車時刻、到着時刻が印字してあり、列車はほぼその時刻通りに運行されていた。以前の時間にルーズで、だらしないイメージのラテン系人々のイメージは、殊、Renfeのような新幹線、こうした国際慣行が励行されている航空路線などは、所がスペインとは言え、殆どタイムスケジュールは国際標準で、このドイツ機もほぼ定刻に離陸した。飛行機がドイツだからという訳ではなさそうだ。

海に近いバルセロナ空港は、早朝の時間太陽が東の空、地中海が昇ってくるのがよく見える。2週間前、同じ時間帯にこの空港からイベリア半島西端のサンチャゴデコンポステーラまで飛び立ったが、今こうして同じように昇ってくる朝日を見ていると、それはもう随分以前のことのように思えた。2週間という時間は密度の濃いもので、東京で過ごす1日が3日、1週間が3週間に相当するような感覚で、2週間前と言ったらもう1か月以上も前のことのように思えた。日々東京で日常的に経験するその3倍以上の経験を旅の間にしたように思えた。

飛行機はピレネー、アルプスの上空を飛び、ジュッセルドルフ空港に向かう筈だが、今日も又かなりの圧雲が下界を覆い、残念ながら名にしおう山嶺、山峰を見ることができなかった。雪山まで期待したら、欲張り過ぎだろう。ジュッセルドルフまでの約2時間の飛行は国内線扱いになるのか飲食サービスは有料で、朝食用にコーヒーとマフィンを頼む。コーヒーを飲んでいる内にドイツ国内に入り、飛行機の高度も下げて来る。ジュッセルドルフは初めて来る町だ。ドイツ工業地帯の中心地でもある。どんな町か目を凝らして眼下の景色を眺める。明るい緑の田園が広がっている。煙突はそれ程見えない。この町も日本の川崎や京阪神同様、重工業はどこか外国の中国辺りに移転され、今や先端化学電子工業が主流になっているのだろう。シェーンガルテン。ドイツ人は日本人同様、小まめに庭や農地を手入れしている。似たような民族かも知れない。

ドイツらしく機能性を思わせるジュッセルドルフ空港には8時過ぎに到着し、約2時間ほどの待ち合わせでアラブ首長国連邦のETIHAD航空機に乗り、11時半ジュッセルドルフ空港を出発し、現地時間夜8時にアブダビ空港に到着。更にここで約2時間の待ち合わせで10時10分、アブダビ発、成田には翌日金曜日、午後1時10分到着した。何を間違えたのか、カメラの電池がジュッセルドルフ空港で切れてしまい、何らかの方法で充電も可能だったかも知れないが、航空機の乗り換え、ウイングの変更等で、2時間の乗り継ぎは瞬く間に過ぎてしまい、結局その後の写真は全く撮れずに、今回の旅行記はここで終了することとした。去年の6月初旬、約2週間かけてのイベリア半島旅行記は、1年を越えた今日、206回もって終了とする。



11時、ジュッセルドルフ空港に到着。
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airberlin.丸みを帯びたエアーバスだ。
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空港は案外簡素な感じだ。質実剛健のドイツなのか・・。
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次に乗るETIHAD機が駐機している。
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EUとの通関はここジュッセルドルフ空港で出国手続きが行われる。
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さて、これから機に乗り込む。丁度ここでカメラの電池が切れてしまい、最後の写真となった。
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