ちゃおチャオブログ

日々の連続

9.23.(日・晴れ)大坂なおみ敗退。

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東レパンパシフィック決勝戦。いつもは有明テニスの森で行われるのだが、今年に関しては立川の立飛アリーナ。30数年前米軍立川基地が返還され、広大な基地用地は昭和公園になったり、防災エリア、この室内競技場などに変身した。
今まで負け知らずで決勝戦まで勝ち進んできた大坂なおみ全米オープンの勢いをかって誰しも楽勝すると見ていた。が、相手のチェコの選手の方が1枚上だった。・・31歳、元世界ランク1位。もう峠を過ぎた選手かと観られていたが、どっこい問屋は卸してくれなかった。
大坂にとっては全く不本意な試合だった。自分自身信じられない思いだっただろう。いつもは品行方正な彼女も今日に関してはラケットをコートに叩きつけるシーンもあった。今回トーナメントで嘗てなかったダブルフォルトで、1ゲームを相手に献上した時だ。今日に関してはいつもの粘りが彼女から消えていた。勝利の女神は完全に離れて行った。
どうしてこんな試合運びになったのか・・。本人もコーチも分析していると思うのだが、帰国後の連日のテレビ出演、日本中の大フィーバー振りに、本人が本来持っている何かが失われたのではないか。それを勝利の女神と言ったら身も蓋もないのだが、多分、過剰な意気込み、勝って当然とする過剰な自負心。それがちょっとした壁にぶつかり、逆回転してしまった。こうした大フィーバーもなく、マスコミもそっとしてあげていたら、決勝戦でこのような不本意な形で終わらなかったのではないかと思う。
マスコミの対応にはかなり問題がある。本人が全米から帰国後、マスコミのどこの社も「凱旋」などの言葉は使ってなく、当方がこのブログに初めて「凱旋」を使い、その後、東レの試合が始まって以降、各社こぞって「凱旋試合」など囃し立てたが、「凱旋」を使うなら、帰国直後に言うべきであって、少なくとも、当方が最初に使用する以前に言うべきだった。
今回東レで勝利しなかった彼女に対して、マスコミは全く無視同様の扱いをしている。どこの社すらもインタビューや、特報をしていない。180度掌を返すような対応に大坂自身が戸惑っているだろう。
幸いにこの敗北の後、マスコミの追っかけが止んだ。来月シンガポールで行われるトップ8人によるトップファイナル。静かな環境で戦える筈だ。好成績を収めるに違いない。自分は密かに優勝するんじゃないかと期待している。


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