ちゃおチャオブログ

日々の連続

9.26.(水・小雨)貴の乱。

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いつもは午後の時間5chで相棒があるので、4時から5時の1時間、テレビ漬けになるが、最近は相棒の代わりに、ドクターX、米倉涼子のドラマを流しているが、これも又面白いが、相棒程ではない。昨日は珍しく小泉孝太郎の地裁支部調査官の2時間もので最後まで見ていたら、5時のニュースの時間、初っ端から貴乃花の記者会見。何が起こったのか興味津々であったが、力士を廃業するという。今は廃業という言葉ではなく、引退と言われているが、相撲協会からの不当な圧力に屈する形で、相撲界から去って行くという。どこかの大学の理事長会見のように、ものの10分も経たない内に質問を打ち切るような卑怯な真似はせず、質疑は延々と続き、ニュースも延々と流す。テレビ局の時間枠の都合もあり、最初から最後まで生中継することは出来なかったが、1時間半も質疑に応じたとのことだ。
貴の苦渋の選択。部屋の力士を守るために、自分が相撲界から身を引くと。男の美学。日本相撲界にとっては貴乃花を失うことは最大の痛手だが、彼自身は、もう未練はない。結局、強大な権力に戦いを挑み、その強大な権力から追い落とされた。残念だ。
彼は、兄の若乃花と3-4歳の頃からマスコミに注目され、テレビにも出ていた。父親の貴ノ花が悲劇の大関で、身体が細く、毎場所9-6で辛うじて大関の面目を保っていた。その叔父さんが昭和の大横綱若乃花で、テレビが普及しだした頃の横綱で、栃錦朝潮との一戦は日本中を沸かせた。その相撲一門に生まれ育ち、相撲業しか知らない彼にとって、廃業するのは断腸の思いだろう。
相撲界の宝を無残に粉々にするような協会。何を守ろうとして、こうした愚挙に出たのか自分には分からないが、貴乃花が挑んだように、こうした協会の組織こそ、根本から変えて行かなければならないだろう。貴の意思を引き継ぐような次の力士は見当たらない。


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