ちゃおチャオブログ

日々の連続

イギリスの3日間(55)リージェント通りを歩きベーカー街へ。

ピカデリー入り口の大映像画面に誰か人気のタレントが映し出されている。人々が騒いで見ている。
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高級ショップが立ち並ぶピカデリーのリージェント通りを暫く歩く。
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今日は1日良く歩き、かなり疲れた。ボンド通りに行くのは止めて、ホテルの方向に戻ることにした。ベーカー街で夕食にしよう。
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エロス像の前は相変わらず賑やかで、路上芸人なども出ていた。
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ピカデリーサーカスの前の小広場は待ち合わせなのか、単なる物見なのか、沢山の人でうじゃうじゃしている。これだけ人が多いと中国の大都市の繁華街と変わらない。人ごみを避けるため、リージェント通り(Regent St.)に向かう。煌々とした照明の元、高級ブティック、小売店が並んでいる。ここにはハロッズ(Harrods's)はないが、リバティ(liberty)がある。しかしこんな高級店で買い物をするお金の持ち合わせも無く、店の中には入らずに、通りをあるくだけのウインドウショッピングだけにしておく。

いや、正確に言うと、ウインドウショッピングもしなかった。元々高級品を買う予定も無かったので、ウインドウを覗くのも意味ないことだった。この通りの一本先の並びにはボンド通り(Old Bond St.)もあるのだが、そこまで足を延ばすのも、もう疲れてしまった。今はもう年金生活者、背広などは必要ない。ボンド通りのセビルローへ行って、背広など見る必要もないのだ。

ここから直ぐの場所に一昨日行った中華街もあり、夕食をどこで取ろうかと考えたが、明日にはもう日本。このロンドンの地で中華を食べることもないだろうと、ホテルまでの途中駅ベーカー街で下車することにした。今朝一番で降りた駅で、最初にシャーロックホームズの館を訪問したが、1日あちこち歩き、もう随分前のことのように思えたが、まだ1日も経っていない今朝のことだ。ロンドンへ来て、まだ3日目とはとても思えない。殆ど時間間隔がマヒしている感じだ。

ベーカー街駅を出ると、案外静かな駅周辺だ。というか、周辺は住宅街で、会社のオフィスなどは少ないようで、駅の周りには2ー3軒のパブと、裏通りに小さなレストランが2-3件。余りパッとしない郊外駅と言った感じだ。本当は都心部に近い、郊外でも何でもない、町のど真ん中の駅ではあるのだが・・。最後の夜だ。ロンドンパブへ入ってみよう。

道路を隔てたパブに入ってみる。日本で言う、立ち飲み飲み屋っといった感じで、数脚ある背の高い丸テーブルを囲んで、背の高いイギリス人がジョッキを片手手に、数人単位の仲間同士で賑やかに談論している。日本の居酒屋でのほろ酔い加減の酔っ払いの放歌高吟という程の乱雑さはないが、賑やかなものだ。漸く一つ空きテーブルが見つかり、これも又脚の長い木の椅子に座って、ボーイがやって来るのを待つ。ボーイは中々やって来ない。

こんな賑やかな場所で、一人ぽつんと座って待っているのは気が引ける。足が床に着かずにぶらぶらさせている姿も見っとも良くない。誰も話しかけてくる客もいないし、誰も自分を日本人とは見ていないだろう。多分、どこかこの付近に居ついている中国人の片割れか何かに見ているに違いない。談論風発の賑やかな店内で、一人シカトされ、白い目で見られているような居ずらさを感じ店を出ることにした。

少し歩いた先にセルフの店があった。数人店内でひっそりと食事している。セルフのファーストフードだ。小さなオーナーシェフのレストランにも入りずらく、大きなパブは窮屈だ。今の自分にはここがぴったりだ。何か分からに中華風のインスタントがロンドン最後の晩餐だ。キリストじゃないのだし、ましてや死刑に引かれて行くわけでもない。明日は日本だ。もうロンドンに思い残すこともないだろう。



ホテルへの途中、ベーカー街駅で下車し、どこか食堂を探す。案外ひっそりした街並みで、暗がりから今にも馬車に乗ったホームズが現れそうな雰囲気だった。
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ここは何かジムのようだ。
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駅前に数軒パブがあり、中に入ってみる。店名はSharlock Homesだ。ボーイが中々やって来ず、店を出ることにした。
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近くのセルフの店に入り、ロンドン最後の晩餐とした、Itsu、という店名だ。日本人の経営?
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