ちゃおチャオブログ

日々の連続

10.30.(火・晴れ)隣と組みせず。徴用工判決。

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魚心あれば水心。あれ程険難な関係だった日中も7年ぶりの総理公式訪問で、大歓迎される。主席、首相との4回もの会食宴会は希に見る歓迎ぶりで、どちらにどういう魚心が芽生えたのかは知らないが、良きなる隣人、全方位善隣外交を旨とする日本国にとっては、喜ばしいことだ。
処が、いろいろいる隣人、隣国の中でもどうしても肌が合わない、どうもしっくりいかない隣人隣国もいる。どうしても感情がざわつき、ボタンも掛け違い、ちょっとした掛け違いでも大きな騒動に発展しかねない。困ったもので、その感情の齟齬は人も国家も同じである。
隣国韓国が将にこれに当たり、今の日韓は感情の齟齬を通り越した、背中合わせの国になりつつある。50数年前に締結された日韓国交回復の平和条約で、それ以前の日韓に横たわる諸問題は一切をゼロにし、日韓の将来を見据えた未来志向の明るい展望が開けた。いや、筈だった。その条約の中には慰安婦問題、徴用工問題等、一切の請求権は放棄する、とされていて、日本からはその見返りに合計5億ドルの有償無償の援助を行い、結果、韓国は漢江の奇跡と呼ばれるような長足な経済成長を遂げることができた。今ではサムソン始め、日本企業を凌駕するような巨大な企業も生まれてきている。
そうした日韓の良好な関係に水をさすような慰安婦問題の蒸し返し、世界の各地に慰安婦像を建てて、日本を貶めるような行動をとっている。たまりかねた日本側は3年前に新たに慰安婦合意の取り決めを韓国サイドと行った。処がその合意直後から、再び慰安婦問題が蒸し返され、今は誰も止めようがないほどに拡大している。困った国民だ。
竹島問題は相変わらずで、日韓の間には隙間風が吹き込んでいたが、今日の韓国最高裁の判決は、一挙に雨戸を打ちこわし、突風をもろに家の中に入れる結果となった。2国間で正式に結ばれた国際条約が、裁判所によりいとも簡単に覆され、条約は反故にされてしまった。この50年、韓国は日本から受けるものはちゃっかり受け取り、これ以上受け取るものが無くなると、この条約を反故にして、又新たなゆすりの種を探そうとする。それが今日の最高裁判決の真意であり、表向きの法的繕いをぬぐい取れば、日本に対するゆすりたかりの新たな財源探しに他ならない。
今回徴用工問題で新日鉄が被告にされているが、何あろう、50年前の国交正常化後、一番最初に手を差し伸べたのは当時の新日鉄で、浦項製鉄所の立ち上げから装備、装置の譲与、技術指導、等々、大変な援助をしてきたが、その浦項製鉄所は今や世界に名をはす鉄工所に成長している。その親心ともいうべき新日鉄を相手取り、70数年以上も前の戦時中の問題を新たに蒸し返し、賠償請求している。こうした親の心子知らずは国家間にもある。こうした感謝もなにもできないような国家は日本はこれ以上、相手にすべきでない。
米国がIC,DRAMの中国への輸出を禁止し、一時中国の世界的大企業が製品が造れず倒産騒ぎにまで発展したが、日本もこれ位の禁輸政策でも取らない限り、親の恩を仇で返すような鬼子の目を覚ますことはできないだろう。いっその事、サムスンなど潰してしまえば、さしもの国民も目を覚ますだろう。

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