ちゃおチャオブログ

日々の連続

The Third Eye カトマンズへの道(27)丘の上の寺院、スワヤンブナートからの眺め。

山頂寺院、スワヤンブナートの境内には幾つもの小さな祠があって、帰依者が熱心にお参りしている。
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この塔の中には、文殊菩薩がもたらされたと言われる金剛杵(ドルチェ)が祀られているようだ。
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かなり広い山頂の境内で、賑やかさもドイㇲテープに似ている。
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もう一つ前方の丘の上に兄弟寺があるようだ。
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寺院の建っている丘の高さ、山頂寺院の広さ、仏塔の大きさ、金箔、等々は、自分が嘗て訪問した中では、チェンマイのワットドイ?テープ、ミャンマーマンダレーのザカイン寺院に似ている。違うところと言えば、後の二つは殆ど山中にあって、山頂からの眺めは周辺に広がる緑の森林位だが、スワヤンブナートからは、直ぐ眼下にカトマンズの街が広がっていて、その町の向こうにはエベレストに続く峰々が望遠できることである。丘の上からすぐ下の町を眺めるのは、展望タワーに登った時のような気分にもなれ、単に林や森林が見えるよりは、楽しいものである。

タイでもミャンマーでもそうだったが、大きな仏塔の裾、フリンジの部分には、小さな祠のような祈祷所が幾つか穿かれていて、そこには何本もの蝋燭の炎や、多数の線香の煙が漂っている。ヒンドゥーもそうだが、アジアでは西洋の一神教とは違った多神教の国々。祠のそれぞれにはそれぞれの神佛が祀られていて、帰依者は熱心にお祈りしているのだ。宗教的な行為が前近代なのか超現代なのか自分には判断しようもないが、数百年、数千年と行われ続けてきた人々の宗教心に違いない。

ガイドブックによれば、この寺院の創建年代は書いてないものの、「太古の昔、中国五台山にいた文殊菩薩チベットを経由してインドに帰る途地この地に立ち寄り、当時、この地は大きな湖の中の島だったのだが、湖水を消して台地にし、この丘の上にストーバを建立し、大日如来、後のゴータマブッダを万物の創造主としてたたえた。」と書かれている。ネパールでは一番古い寺院であり、13世紀までにはカトマンズ盆地では最も重要な仏教聖地となった、とのことである。

仏塔の周囲を一周し、時々は眼下の街並みを眺め、裏側に回ると、更に峰続きの前方の丘の上に燦然と輝く寺院が建っている。距離にして7-800mか。疲れていなければそこまで行って見たかったが、先刻の参詣道を登って来るのにかなり疲労し、これから更に1キロ近くの峰道を往復するのは困難だ。遠くから眺めるだけにしておこう。

その峰道の参詣道の入り口に2-3店があり、子供が父親に何かをねだっているようだ。ネパールも日本もどこの子も親に甘えるのは同じだ。ハローと言葉を掛け、写真を撮ってもらうようお願いした。が、子供ではどうも無理なようで、結局父親に代わって撮ってもらった。その後更にお願いし、子供と一緒の写真も撮ってもらった。この先、日本人と一緒の写真を撮る機会がやってくるのかどうなのか・・。何かしらの思い出に残ってくれれば良いのだが・・。



インド的な小旗の幟が沢山飾られている。
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仏塔の裾には幾つもの小さな祠が穿かれている。
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売店の前の親子に写真をお願いする。
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その少女とのツーショット。
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