ちゃおチャオブログ

日々の連続

The Third Eye カトマンズへの道(29】クマりの館へ。

スワヤンブナート寺院のある丘から下ってくると、水量の少ない川を渡る。今は乾季で、川もワジのようになっている。
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タクシーで5-6分、旧市街の中心部ダルバール広場に着いた。
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広場の隅のテントの中で、数十人の女性が赤いサリーを纏って、何かの集会をしている。
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見た感じは何かのヒンドゥー教の集まりのようだ。
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そうだ、この国にはクマリがいた!神秘的な巫女、と言ってよいのか、神の使い、皇女と言うべきか、王をも超える存在のクマリがいるのだ。この国へ来て、最も神秘的な存在、クマ?を見て置こう。そうして次に向かったのはクマリの館だ。クマリの館はダルバール広場にある。カトマンズ旧市街は端から端まで歩いても30分程度の狭い範囲だ。場所さえ分かれば歩いて行けない距離ではないのだが、入り組んだ路地が多く、歩いて行くには迷子になってしまう。やってきたタクシーに乗ってダルバール広場まで行くが10分も掛からない。広場の中央で降り、歩いて行くことにした。

ここでも又入域料を取られる。この辺りの地区は建物も古く、3年前のネパール大地震ではこの辺りの被害も甚大だったと聞いていたが、殆どの建物は修復されたのか、そうした傷跡は今は余り見られない。入域料1000R、1000円は地震の前からあったと思うのだが、こうした入域料によって古い建物の修復、地震被害の回復等には大いに役立ったことだろう。シェムリアップは当時30ドル、3500円も取られたから、それに比べたら安いものだ。

古い建物が並ぶ通りを歩いていると、17-8世紀の時代に舞い戻ったような、タイムスリップしたような感覚にとらわれる。確かにバイクは直ぐ横を通り、エンジン音も響かせているのだが、むしろそうした現代機器がこのエリアには異質で、浮いている。ベースの部分は17世紀だ。古都京都を外人韓国客が訪問し、寺町通りや東山、嵐山辺りを歩いたら、こんな感じのタイムスリップ感を受けるだろう。全体から醸し出す雰囲気が、現代とは違うのだ。

そんな雰囲気の一つが数十人の女性が赤いサリーを纏って、テントの中で何かの集会をしている。何か宗教的な行事のようであり、見た処ヒンドゥー教徒のようだ。いや実際自分にはヒンドゥー教徒仏教徒もその区別は付かないのだが・・。この国では経済も文化も宗教もインド化が進んでいて、既に国民の7割以上がヒンドゥーだ。だからこうした集団の集まりも勝手にヒンドゥーと決めつけた次第ではあるが・・。その集まりの少し先にクマリの館があった。直ぐ道路に面していて、日本や中国の寺社とか宗教的施設にあるような一種隔離された霊域とか壮麗感はなく、全く日々の生活の中の延長線上にあるような建物だった。



広場の直ぐ横にクマリの館があった。道路に面したかなり大きな普通の建物のように見えた。
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生き仏、クマリに会えるのを期待して、中に入ってみる。
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入って直ぐに20坪位の中庭があり、時々クマリが2階の窓から顔を出すようだ。
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正面の2階の窓から顔を出すとのことだ。
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