ちゃおチャオブログ

日々の連続

The Third Eye カトマンズへの道(37)Back To New Delhi.

機内食を終え、眼下に目をやるとデカン高原から、すでにニューデリー郊外の上空を飛行していた。
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沢山のアパートが立ち並んでいる。人口ももう10億になったのか・・。
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昼前、ニューデリー、インデラ・ガンジー国際空港に到着した。
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空港内両替所。見慣れた看板が見える。
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カトマンズからの帰りの飛行機は気象の乱れもなく、順調に飛行し、思ってもいなかった僥倖は間近にヒマラヤの霊峰を見れた事であり、幾重にも重なったアンナプルナの連峰、更には、世界第7位のダウラギリと、8000m級の雪山が眺められたことであり、日本でも機上から富士山や北アルプスの高峰を何回か見たこともあるが、それ等はすべて機体の下、眼下に眺められたのだが、ヒマラヤの雪山は機の横か、高い位置にあった。

4月と言ったらこちらでは乾季から雨季に変わる季節の変わり目。いわばこれから夏になる季節だ。日本の夏は、富士山でも北アでも黒々とした山肌を見せているが、こちらでは皆富士山の倍以上の高さの山だ。真夏になっても山の雪は溶けず、万年雪となって神々しい銀嶺の輝きを放っている。その輝きの裏側にはDeath Zone.還らざる河、三途の川があって、何人もの若者の命を奪ってきた。数々の登山記録を打ち立て、このダウラギリも制覇した日本有数のアルピニスト長谷川恒夫も40中半にてここヒマラヤで命を果てた。自分とほぼ同年の登山家だった。

自席に戻り、朝食・昼食兼用の機内食を食べながら、長谷川を思った。魔の山。富士山も遠くから眺めれば美しいシェープに魅了されるが、最近は少なくなたっとはいえ、毎年何人かの遭難者が出る。特に高齢者の登山ブームとなっている現代、日本各地での山岳遭難は年々増加している。長谷川もそんな魔の山に魅せられ、ヒマラヤの峰々を猟渉していたが、遂に還らぬ人となった。彼の建てた山小屋が白神山中にある。もう随分以前になるが、白神山頂のすぐ手前にある彼の山小屋、というか避難小屋を眺め、彼の生き様を思った。

食事も終わり、窓の外を眺めると、眼下に赤茶けた荒涼とした大地が見える。デカン高原だ。川は流れているが緑は少ない。不毛の地だ。この先数十年後にはインドは中国の人口を超えるという。増大する人口を養うため、この大地もいずれは緑化されるだろう。もう自分の歳ではそんな光景を見る機会はないだろうが・・。そんな風に眼下を見ていると、住宅が増えてきて、ニューデリーの郊外に達し、徐々に降下し、11時半、機は予定通りニューデリー、インデラ・ガンジー国際空港に到着した。



ああ、SBIの出店だ。ネパールでも見たが、SBI,東南アジアで頑張っている。
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この空港も何回か出入りしていると、大分も様子も分かってきた。
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エアポートエキスプレスの地下駅は分かるから、地下に降りよう。
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電車に乗ればニューデリー駅まで20分もかからないが、チケットブースはすごい人の行列だ。
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