ちゃおチャオブログ

日々の連続

3.6.(水・雨)ゴーン保釈。

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ゴーン容疑者が逮捕拘留されてから108日目の今日、漸く保釈される。保釈保証金が10億円と言うのは、ハンナン事件の保釈金20億に次ぐ高額だ。ちなみに田中総理の時は3億円、ライブドア堀江モンの時は5億円。ゴーンが犯したとされる莫大な会社資金流用、即ち自分と部下のケリーとの山分け金100億円超の金額からするとびっくり驚くほどの額ではない。
今まで担当していた元特捜部長大鶴弁護士に代わって、今度は無罪請負人の異名を取る弘中弁護士が担当することになった最初の保釈請求だったが、いろいろ国内外からの長期拘留には批判が強く、そうした流れの中で今般裁判所の保釈決定が出されたと思われるが、気をよくした弘中弁護士、戦いは始まったばかりだ。いや、これは手続き上の問題で、戦いが始まったとも言えない前段階のものだ。

弘中弁護士は確かに数々の特捜事件に勝利しているが、だからと言って、全戦全勝ということでもない。ライブドア堀江モンの事件のように、敗訴し、堀江被告が壁の内側で臭い飯を食わされたこともあった。探せば他にも幾つか有罪事件はあるだろう。

今回のゴーン事件、出所の際のあのみっともないいで立ちを見れば、今回の勝負あったり、の感である。尻を隠して尻尾隠さず、の譬え通り、どんないで立ちをしてもゴーンであることは見え見えで、報道カメラ陣はすかさず大写しにしている。彼の犯罪も、世の中、会社を甘く見切って、誰にも分かる嘘の方便で、濡れ手に粟を上げていた。今回に関しては、よもや検察も取りこぼすことはあるまい。

思えば極悪人、ロス疑惑の三浦被告を、外国事件をいいことに、本来なら刑務所に入るべき被告を野放しにした罪は、大きい。今回検察からは鼻の穴をあかされ、鉄槌が下されるだろう。彼も年取った。これ程の白髪とは驚いたが、いつまでも犯罪人をテクニカルな方便で、野放しにしてはならないのだ。真に無罪にすべきは罪を犯していない善良な市民であるべきだ。それが分かっていて、そうしないのは、お金に蝕まれた一人の老弁護士と映る。早く辞任した方がよいだろう。


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