ちゃおチャオブログ

日々の連続

能登の春(9)重蔵神社春の例大祭。


子供たちが連れ立って行く方に付いていくと、今日は町の神社のお祭りだった。
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ここは平安時代に創建された由緒ある神社、重蔵神社だ。
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今日は春の例大祭。舞台が作られ、演奏が行われている。
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明日が曳山。今日は宵宮祭りとのことだ。
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吹きっ晒しの輪島港埋立地、強風を凌ぐ建物と言ったら、金沢・空港行の長距離バス停留所を兼ねた観光案内所と、遠方に見えるキリコ会館しかなく、殺風景な海岸から又町中に戻ることにした。予約していたペンションにはもうチェックインできる時間になっていて、リュックを道の駅輪島のロッカーに保管してあるので、取り敢えずは駅まで戻らなくてはならない。

町中に入ると子供たちが数人連れでソワソワ左奥の方へ急いで行く。子供たちの向かって行った方向を見ると、道路に屋台が出ていて、その奥に神社の境内が見える。そこから太鼓や鐘の音が流れてくる。ああ、神社の祭りだ。田舎の祭り、面白そうだ。寄って行ってッてみよう。子供たちの後をついていくと、そこは重蔵という人の名前のような神社で、境内には舞台が作られ、壇上では地元の高校生が何が演劇などをしている。舞台の前では数十人の町民が長ベンチに腰かけて、面白そうに舞台に見とれ、拍手などしている。

ああ、これは丁度よい祭りに出合わせた。輪島の鎮守の祭り。春の大祭だ。近くの人に聞くと、今日は曳山祭りの宵宮とのこと。この輪島には二つの由緒ある神社があって、川向こうの住吉神社が昨日が宵宮で今日が曳山、こっちの重蔵は明日が曳山。1日違いで両方の神社が賑やかな祭りを毎年欠かさずこの日にやっている、とのこと。平安時代からこの地に鎮座しているとのことだった。そうこうする内にこの神社の神主、名前も重蔵姓の禰宜が鏡開きを行う。代々重蔵姓を名乗っているとのことだが、品の良い感じの神主さんだった。

鏡開きの後一旦お開きになり、参拝者にお神酒や焼きそば、お菓子等のお配りが行われるとのことだが、自分は飛び入りで氏子でもなく、お相伴に預かるのは遠慮して、宮を出る。ただ後1時間後位に輪島名物御陣乗太湖の実演が行われるとのこと。しかもそれは全国的にも有名な虎之介グループの演奏とのことだ。これは是非もう一度戻ってこなくては・・。



この神社の神主さん、重蔵さんが祭りの挨拶をし、鏡開きをする。
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氏子の役員も一緒になって、地元の銘酒白駒の鏡開きだ。
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この宮のお社はお寺のような造りになっている。
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これからお神酒の振舞が行われるが自分は氏子ではないので、市内を一回りして、御陣乗太鼓を見に、もう一度戻ってくることにした。
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