ちゃおチャオブログ

日々の連続

能登の春(25)窓岩、垂水の滝を見て塩田へ。

廃プラ塵で汚染されている浜辺の次には小さな入り江があった。そこには自然の造形、窓岩が見える。
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窓岩のある入り江の直ぐ裏側には垂水の滝がある。今は雨が少なく、流れ落ちる水量が少ないが・・。
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更に国道のトンネルを過ぎた先に塩田がある。入浜式だ。
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前方に道の駅、塩の道だ見える。
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地球温暖化二酸化炭素、PM2.5の大気汚染同様に廃プラの投げ捨て、不法投棄は地球レベルの問題だ。特にその被害は低開発国が酷く、野放し状態になっていて、海岸など足の踏み場も無いほどだ。そうした情景はアジアを旅行してあちこちで見てきた。

れに比べれば今のこの能登の浜辺はまだ可愛い方かも知れない。と言っても自然の環境、自然の景観を故?しているのは間違いない事実で、日本一国でも環境の美化に努めなければならない。仮にそれが海の向こうから波に乗って押し寄せてきた汚染物質であたっとしても、日本がこの美しい地球を守る最後の防波堤、砦にならなければならない。静かに波打つ春の海を眺め、次の岩場、曽々木海岸にある窓岩に向かった。

自然の名利。何千年か何万年かに渡って日々繰り返されてきた波の浸食は、大きな岩を穿ち、穴を開け、大きな窓を開けた。ここは恋人達のスポットらしい。窓の反対側から二人が出会い、この窓を通り越して、二人は一緒になる。現代の利器ウインドウーズは日本語に訳せば窓の意味であり、人々はこの窓、ウインドーを通して、世界の人々、事象と繋がっている。窓と橋は人々を結びつける通過点だ。

しかし今日の日曜日、あれ程人々で混んでいた千枚田の賑わいと比べ、ここには全くと言ってよいほど、人は来ていない。或いは来たとしてもちょっと車内から景色を眺め、そのまま走り去って行ったのか・・。ここには小さな入り江のような浜辺があって、国道の際には旅館も1軒あったが、今は開店休業のように見えた。静かな隠れ里。のような入り江。夏場は小さな子供連れの家族連れで賑わうに違いないが・・。

次の入り江は垂水の滝だ。垂水の地名は全国に散在している。元々は滝の意味で、そうした地形のある場所が垂水と呼ばれているようだ。神戸の垂水区など、明石海峡大橋を渡った突き当りにあるが、そこは六甲山脈が海峡に押し出た部分にあり、当然滝もあるだろう。少し離れた場所だが布引の滝など有名だ。

ここで見る垂水の滝は、海中に突き出た岬の峰の高い場所から流れ落ちている。規模の大きな、流れの激しさにおいては、ニュージーランド南島フィヨルド、ミルフォードトラックの幾つもの滝には適わないが、海に流れ落ちる様はフィヨルドの海を彷彿させる。車を降り、写真を撮り、次にこの先にある塩田に向かった。



この辺の荒磯。如何にも塩分濃度が濃そうだ。
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この海水を汲み上げ、天日干しにして、海水から塩を作る、昔からある製塩法だ。
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この辺りでは江戸時代からこうして塩が作られていた。当時は藻塩かも知れないが・・。
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さて、道の駅、塩の駅を覗いてみよう。
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