ちゃおチャオブログ

日々の連続

四国霊場・徳島編(38)第九番法輪寺。

フジイデラ、本堂に別れを告げる。
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山門後ろに花の終わった藤棚が見える。
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次にやってきたのは、第九番法輪寺。二層の立派な山門だ。
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境内から振り返って二層の山門を見る。鐘楼門だ。
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藤井寺から同じ吉野流域にある第九番法輪寺に向かった。お寺は川の反対側にあり、吉野川に架かる大きな橋を渡る。以前、この辺りで、「うだつ」で有名な脇町に来たことがあったが、この流域の近くだろう。近くには藍染めで有名な藍住町とか、川の流れを堰き止める、第十堰などもあって、以前司馬遼太郎の「街道を往く」の中にこの周辺の紹介があって、レンタカーで回ったこともあったが、それから数十年、今は高齢になって、お遍路参詣団の一員になって、この大河を渡っている。

さてその法輪寺は藍ではなく、タバコの葉の畑が広がる平野の中にあった。そんな関係からか、この寺は別名、田中の法輪寺とも呼ばれている。吉野川に近い畑地の中にあって、水害を心配するが、幸に川が氾濫した、という災害は無かったようだ。畑の中に建っているお寺だから、駐車場も山門の直ぐ横にあって、バスを降りたら、その直ぐ隣が山門だ。二層の立派で見栄えの良い山門。鐘楼門になっていて、2階部分には鐘が吊るされているとのことである。江戸末期、この寺がほぼ全焼したが、この山門だけは火災を免れた。

山門から真っ直ぐ先、前方に本堂があり、その横に大師堂が並んで建っている。すっきりした感じのお寺だ。ここはお釈迦様がご本尊とのことである。いや、それも寝ている姿、涅槃の釈迦牟尼で、涅槃釈迦像の本尊は八十八寺の中で、このお寺だけとのことである。真っ直ぐ本堂に向かい、全員でお釈迦の真言を唱和する。のうまくさんまんだ ぼだなんばく。比較的覚えやすい真言、陀羅尼。隣の大師堂にも同じようにお参りし、この寺を後にする。



本堂にお参りする。珍しくお釈迦様の真言だ。
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本堂の横には賓頭盧さんが置かれている。
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大師堂にお参り。
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あ、あの人がいた。うどん7杯の人。
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