ちゃおチャオブログ

日々の連続

四国霊場・高知篇(33)土佐清水、黒潮市場でお買い物。

金剛福寺を出たバスは土佐清水市内に戻り、港近くのお魚センター、黒潮市場に立ち寄った。

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市場内は20-30の小売店が入っていて、地場産の魚介類を売っている。スダチジュースが美味しかった。

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市場の外は土佐清水港。

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以前どこかで見たことのあるような既視感のある港だ。

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補陀落金剛福寺を出たバスは再び昨日泊った足摺サニーサイドホテルの前を通り、ジョン万の故郷、中浜集落を通り過ぎて、土佐清水の町に入って直ぐの所にある土産センター、黒潮市場に停車した。昨日も青龍寺の後で昼食に三陽荘に寄ったが、そこはかなり豊富な土産店も経営していて、お遍路の旅、どこへ行っても買い物には困らない。

 

ここ黒潮市場は大きなお魚センター、魚介類のショッピングセンターになっていて、20~30店舗の小売店が各コーナーで得意とする分野の土産品を扱っている。バスから降りて、買い物センターに入る入り口で、皆さんに配られたスダチジュースがとても爽やかで、夏の飲み物には打ってつけ。自分もそうだったが、多くの人が瓶詰めのエキスを買って行った。本場の鰹節も売られていたが、今はパックでの削り節が簡単に手に入る。黒光りする鰹節を手に取って、しげしげ眺める人もいたが、買う人はいなかったようだ。自分は孫に小魚の干物などを買っていく。

 

黒潮市場の外は土佐清水港。細長い湾がずっと先に続いている。既視感がある。東北大震災以前に見た、三陸の幾つかの港だ。大船渡も気仙沼も今見ているように、ずっと細長い湾だった。

 

買い物は30分ほどで済ませ、次の札所、宿毛にある延光寺に向かった。宿毛は今回の巡礼に参加するまで、愛媛県かと思っていた。しかし宿毛は愛媛との県境にある高知県側の町だった。終戦間近の4月、戦艦大和沖縄戦へ片道燃料で呉を出航し、豊後水道に出て本土最後の一夜をここ宿毛で停泊した。3000有余名の乗組員は、死出の旅と覚悟していて、折から満開の桜を目に焼き付けた。翌日喜界が島沖で米軍の猛攻を受け、連合艦隊司令長官伊藤整一中将以下乗組員の殆どは海の藻屑と消えて行ってしまった。その宿毛へ今日、こんな形で来ることになった。

 

市場を後にこれから向かうのは、宿毛にある延光寺

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長閑な田舎で、昔からある遍路道も残っている。

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先達に聞いたら、この森の向こう側に宿毛港があるとのこと。

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周辺の案内図。宿毛港には一度は来てみたかった。

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