年金機構から下期4回分の「大切なお知らせ」が届く。見て驚いた。何じゃこれはと! 従前30万円強を受け取っていたが、今回からは26万になっている。これでは月13万にしかならない。大幅な減額に驚くと共に、中身を見ると、少しはほっとした。額面支給額から介護保険、健康保険、住民税が天引きされていて、8万円程差し引かれていたのだ。特別徴収額と言って、令和元年下期からは、これ等の公的負担金を年金から差し引かれることになったのだ。
以前は年金を満額もらっていたが、4-5年前から介護保険料が天引きされるようになり、今度は健保から住民税まで天引きされる。天引き項目の中には所得税の欄もあって、現在は未天引きでゼロ円になっているが、いずれこの所得税も天引きされることになるだろう。政府のやること、捕捉率100%だ。税金を納める為に年金をもらっているような感覚になる。
税金はいずれいつかの時点で支払う義務があり、国民に年金を全額支払い、受給した国民が全額を使った後で、税金を払うのは大変だろうとの、天引きは政府の親心、思いやりかも知らないが、余計なお世話だ。
受給権と支払い義務は別物で、自動天引きする前に、受給者に天引きするのか申告するのか選択を求めなければならない。年金受給を当てにしていて、こんなに減額されたら、資金計画も狂ってしまう。
戦後の日本人は大体が飼いならされてしまって、政府のやることに大半は反対も無く、こうした年金からの天引きも黙って受け入れられるだろう。年金がどんどん減らされ、税金がどんどん上がっていく。政府の意のままだ。やせ細る年金額。近い将来の悪夢だ。自分が生きている内にこんな断末魔の時代がこないことを願うだけだ。
さて、月13万。どんな風に生活を組み立てていくか・・。